都市計画はどう変わるか

もくじ

まえがき

1章 都市計画システムの転換

第1節 20世紀システムから21世紀システムへの転換
 1 都市の構造転換
 2 「地」のあり様と都市づくり
 3 「図」のあり方と都市づくり
 4 「図」の都市づくりと都市計画
 5 21世紀システムへの計画体系の転換

第2節 生活世界の都市づくりと社会システムの都市づくり
 1 市場原理と近代都市計画
 2 〈社会システム〉と〈生活世界〉
 3 〈私的世界〉と〈生活世界〉
 4 〈生活世界〉とは
 5 〈生活世界〉づくり
 6 東京都都市ビジョンにおける社会システムと生活世界の表現

第3節 都市づくりの歴史的転換と現代的課題
 1 成長社会の都市づくりから成熟社会の都市づくりへ
 2 都市政策の歴史転換期と都市づくりの動向
 3 様々に提起されている都市のあり方をめぐる課題と都市政策
 4 都市づくりの方向性について
 5 都市づくりの基本的な戦略

2章 都市再生と地域再生

第1節 大都市再生と都市計画の変革
 1 都市再生ビジョン
 2 都市づくりの方向性―都市計画における新たな公共性
 3 都市計画における新たなシステム

第2節 都市再生・地域再生とエリアマネジメント
 1 我国におけるエリアマネジメントのいくつかの類型
 2 大都市都心部の「エリマネジメント」と地方都市中心部の「タウンマネジメント」
 3 住宅市街地におけるエリアマネジメント

第3節 地域再生と「知」の時代の都市づくり
 1 自動車的スペースとラジオ的スペース
 2 境界と市場
 3 都市再生とグローバル化、ローカル化
 4 ローカル化に対応する都市再生
 5 秋葉原と知価産業の集積
 6 秋葉原の2つの動向─SOHO立地促進と大規模再開発

第4節 地方都市中心市街地再生と市街地像
 1 中心市街地再活性化のむずかしさ
 2 中心市街地の活性化は本当に必要か
 3 中心市街地における都市居住を実現するための具体的な課題

3章 大都市及び地方都市の既成市街地再構築

第1節 近代都市計画の仕組みと住宅市街地
 1 近代都市計画の仕組みと住宅市街地のあり方
 2 都市の構造転換と住宅市街地
 3 日本の住宅市街地を秩序づける仕組みと住宅市街地の現況
 4 我国の今後の住宅市街地のあり方について
 5 日本における住宅市街地像の確立

第2節 大都市既成市街地再編と新たな仕組み
 1 既成市街地再編と容積率
 2 既成市街地再編のためのツール
 3 街区単位の規制と街区再編型プロジェクト

第3節 既成市街地再構築と「容積移転」に関わる制度
 1 「容積移転」に関わる現行制度の概要
 2 連担建築物設計制度
 3 特例容積率適用区域制度
 4 容積移転と容積割増

4章 新たな都市計画関連制度の動向

第1節 新たな「まちづくり三法」と地域再生
 1 まちづくり三法改正の意図
 2 広域調整の仕組みとその必要性
 3 地方公共団体の新たな対応
 4 高松丸亀町商店街の実践的タウンマネジメント
 5 中心市街地再生を進めるにあたって

第2節 住宅政策の新たな動向と住生活基本法の創設
 1 2000年住宅宅地審議会答申の示す新しい方向
 2 ストック重視と「深い社会」
 3 住生活基本法への道
 4 住生活基本法の新たな理念
 5 将来の住宅政策が進むべき方向性

第3節 都市再生・エリアマネジメント・景観、そして景観法制定
 1 景観と全国総合開発法
 2 国民意識の大転換と景観
 3 「都市再生ビジョン」と景観
 4 都市再生と地域再生
 5 都市の状況転換とエリア(地域)の重要性
 6 「都市再生」と景観

第4節 景観法制定と都市づくり
 1 都市計画法制の基本的な枠組みと景観行政
 2 景観法成立以前の都市計画法制の景観行政に関わる制度環境
 3 自治体の景観条例による景観行政
 4 景観条例による景観形成計画から景観法による景観計画へ
 5 景観条例の景観形成地区等から景観法の景観地区へ

第5節 都市づくりへの市民参加と都市づくりの新たな担い手
 1 都市計画制度と市民参加
 2 次世代参加型まちづくりとまちづくり交付金
 3 グローバル化に対応する土地利用管理運営


あとがき
索引