コーポラティブハウス
21世紀型の住まいづくり


書評

『Argus-eye』((社)日本建築士事務所協会連合会) 2003. 7
 消費する住宅から創造する住まいづくりへ。明確な理念と確実なシステムで大きく展開していく新時代の住宅をリードするコーポラティブハウスの可能性とビジョンを提起する本書は、コーポラティブ建設方式に数々のコーディネート実績を持つ著者が事業の進め方を丁寧に解説している。マンションの建替え、密集地区での共同建替え、エコライフを実現した住まいなど、多様なニーズに応える企画・推進を事例に基づいて写真、図版を随所に挿入して紹介する。
 コーポラティブハウスとは、に始まり、企画型コーポラティブのつくり方、その発展形と可能性に言及している。

『新建築住宅特集』((株)新建築社) 2003.6
 住み手が能動的に参加するコーポラティブハウスは、ユーザー・企画者・地主・企業のリスク分散・連携により合理的に理想の住まいを実現できる。本書は、500戸あまりのコーポラティブハウスのコーディネート実績をもつ著者が事業の進め方をまとめたもの。土地の選定・地主との交渉、事業計画、参加者募集、建設組合(ハウジンググループ)の設立、契約、住戸位置決め、設計相談、資金計画・各種手続き、施工、管理組合、といった全体の流れが丁寧に解説されている。また、コモンスペースをもつ戸建てコーポラティブや、住宅密集地域での共同建て替え、都市活性型のコーポラティブなど、多様なニーズに応えた企画・推進の具体例も紹介。