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春日井道彦

人と街を大切にする

ドイツのまちづくり

カバーイメージ

A5L判/192ページ/並製
定価 本体2300円+税
ISBN4-7615-2224-0
11月25日発売
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車社会との共存を探る

環境政策で名高いドイツではあるが日本以上の車社会でありその軋轢は深刻だ。郊外への拡散と都心の衰退、長引く不況と財政難、参加への人々の価値観の変化の下で、都心再生や環境保全に着実に成果をあげる取り組みを紹介する
推薦日端康雄(慶應義塾大学教授)鳴海邦碩(大阪大学教授)

関連講演会


目  次

1 郊外進出寸前の大型店を都心に誘致
  ――ダルムシュタット・ルイーゼン広場

2 文化首都への挑戦
  ――フランクフルトの博物館通り

3 道路地下化で川辺を取り戻す
  ――デュッセルドルフのライン河岸プロムナード

4 自転車重視のまちづくり
  ――ミュンスターの交通政策と大型駐輪場

5 マイカー放棄のまちづくり
  ――フライブルクのフォーボー団地:車所有から放棄までの3段階モデルを提供

6 道路拡張を中止し街かど広場を整備
  ――ロスドルフの住環境整備計画

7 百年来の景観闘争:住民投票で建設側が勝利
  ――ウルムのミュンスター広場とシティーハウス

8 住民投票がトンネルと地下駐車場計画をストップ
  ――ウルムのノイエ通り

9 予算ゼロの博覧会で地域おこし
  ――国際建設展覧会IBAエムシャーパーク

10 修復・増築も多用し1兆4千億円で首都を移転
  ――ベルリン遷都


著者紹介

春日井道彦(かすがい みちひこ)
 1936年愛知県一宮市生れ、1964年渡独。ベルリン工科大学建築学科卒業後日独の都市計画事務所に勤務。1973年よりダルムシュタット工科大学都市計画研究職員。
 1985年工学博士(Dr. - Ing.)。博士論文「都市計画手法としての時間の要素」でドイツ市長連盟1985年度「自治体学術賞、都市計画部門」受賞。
 1989年フランクフルトに春日井建築都市計画設計事務所を設立し今日にいたる。


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