ルールメイキング
ナイトタイムエコノミーで実践した社会を変える方法論



目次


はじめに ─イノベーションとルールメイキング
既存フレームワークの外で起きるイノベーション
事業成長期に立ちはだかるルールの壁
ルールメイキングの新しい担い手と方法
ロビイング2.0の時代の始まり
風営法改正からナイトタイムエコノミー政策立案へ

1章 新しいルールメイキング ─70年前に制定された風営法の改正

1 アジェンダ・セッティングの重要性
2 なぜ、風営法は70年間、改正されなかったのか
3 風営法への問題提起と広がる議論
4 パブリックを巻きこむ署名運動
5 問題解決の成否を分けるフレーミング
6 議員連盟の発足によって政策アジェンダに載る
7 旧来のロビイングからオープンなルールメイキングへ

2章 プレイヤーを組織する ─多様なステークホルダーを巻き込むプロセス

1 クラブ業界を組織化する
2 多様なステークホルダーのプラットフォーム
3 ボトムアップ型フレーミングの実現

3章 ルールを変える ─規制緩和を阻む壁を突破する

1 政府の政策課題に載る
2 誰もが確信していた議員立法成立
3 閣法制定へのプロセス
4 ルールを実務に当てはめる最前線

4章 ルールを使う ─ナイトタイムエコノミー政策の立案

1 ナイトタイムエコノミーへのリフレーミング
2 ナイトタイムエコノミーの捉え方
3 コンテンツの拡充
4 場の整備
5 交通アクセスの整備
6 安心安全の確保
7 プロモーションの強化
8 公民連携で複合的に政策を実施

5章 ネットワークをつくる-海外のナイトタイムエコノミーの実践

1 ナイトメイヤー(夜の市長)のグローバルネットワーク
2 イギリスのパープルフラッグ
3 イビサ島のカスタマー・ジャーニー戦略
4 コンテンツの多角化による街のブランディング
5 海外の夜間交通の実態
6 都市の文化度を測る新しい物差し

6章 社会に実装する-観光政策の本丸へ

1 ナイトタイムエコノミー政策から観光政策への接続
2 体験型観光資源の活性化
3 政策の実現に向けて

7章 ルールを戦略的にデザインする ─法律家をアップデート

1 ルールを変えると未来の風景が変わる
2 法を事業成長のツールとして活用する
3 ルールメイキングのためのプラットフォーム
4 法律家をアップデートする視座


おわりに