改訂版 土木計画学
公共選択の社会科学

I部 土木計画学とは何か
1章 土木と土木工学
 1 土木について
 2 土木工学について
2章 土木計画と土木計画学
 1 土木計画について
 2 土木計画学について

II部 数理的計画論
3章 建設プロジェクトの工程管理─PERTとCPM
 1 行程のネットワーク表現
 2 PERT
 3 CPM
4章 数理的最適化理論
 1 線形計画法
 2 非線形計画法
5章 統計的予測理論
 1 統計的予測理論の基本的な考え方
 2 統計データに基づくパラメータ推定―基本ケース
 3 統計データに基づくパラメータ推定―線形重回帰モデルのケース
 4 予測変数の確率分布に基づく予測値の特定
6章 費用便益分析
 1 費用便益分析の基本的考え方
 2 費用と便益の算定
 3 プランニング・プロセスにおける費用便益分析の活用について

III部 社会的計画論
7章 社会的意思決定論─土木計画の「決め方」の論理
 1 社会的意思決定の多様性
 2 現実の土木計画における社会的意思決定
8章 態度変容型計画論─公共心理学に基づく土木施設の社会的運用
 1 土木施設の利用をめぐる社会的ジレンマ
 2 社会的ジレンマの処方箋
 3 土木施設の社会的運用
9章 社会学的計画論─社会についての質的理解に基づく計画論
 1 社会有機体説からの示唆
 2 土木事業による諸影響の質的予測
10章 行政プロセス論─公衆関与を加味した土木計画の政治学
 1 行政権について
 2 行政権に対する公衆関与
 3 パブリック・インボルブメント(PI)
11章 マクロ経済論 ~インフラ事業のストック効果、フロー効果、財政効果~
 1 マクロ経済を議論するための基礎概念
 2 フロー効果、ストック効果、財政効果が生ずるプロセス
 3 デフレ―ション/インフレーションとニューディール政策
 4 建設国債による財源調達(借入)について
12章 土木計画の目的論─「計画目的」についての社会哲学
 1 土木計画における目的論の意義
 2 計画目的への接近方法