住み継がれる集落をつくる
交流・移住・通いで生き抜く地域

著者紹介


【編著者】

山崎義人(やまざき よしと)
東洋大学国際学部国際地域学科教授。72年鎌倉市生まれ。早稲田大学大学院修了。博士(工学)。早大助手、神大COE研究員、兵庫県立大学講師、同大学院准教授等を経て、17年より現職。農山漁村や地方都市のまちづくりがテーマ。11年日本建築学会奨励賞受賞。共著書に『いま、都市をつくる仕事』『無形学へ』共訳に『リジリエント・シティ』ほか。

佐久間康富(さくま やすとみ)
和歌山大学システム工学部准教授。74年所沢市生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科博士後期課程退学。博士(工学)。(株)環境と造形、早稲田大学教育・総合科学学術院助手、大阪市立大学大学院工学研究科講師などを経て、17年より現職。共著書に『地域は消えない』『田園回帰の過去・現在・未来』『無形学へ』ほか。

【著者】

内平隆之(うちひら たかゆき)
兵庫県立大学地域創造機構教授。74年宇部市生まれ。神戸大学大学院修了。博士(工学)。神戸大学農学部地域連携センター研究員、兵庫県立大学環境人間学部エコ・ヒューマン地域連携センター講師、准教授を経て、16年より現職。地域連携や地域プロジェクトをテーマに研究。共著書に『大学・大学生と農山村再生』ほか。

大沼正寛(おおぬま まさひろ)
東北工業大学ライフデザイン学部教授。72年生まれ。東北大学大学院修了。博士(工学)。建設会社、設計事務所、東北文化学園大学准教授等を経て16年より現職。建築設計・風土建築論。12年日本建築学会東北建築賞研究奨励賞、12年・14年同作品賞特別賞受賞。16年JSTコアトリエプロジェクト開始、東北の生業景の継承保全を実践研究。

岡田知子(おかだ ともこ)
西日本工業大学デザイン学部建築学科教授。大阪市生まれ。大阪市立大学大学院修了。博士(学術)。93年現大学助教授、06年より現職。「人々の心をひとつにまとめてきた集住のしくみ」が研究テーマ。共著書に『集住の知恵』『フィールドに出かけよう!』『東アジア・東南アジアの住文化』ほか。

甲斐友朗(かい ともあき)
ランドブレイン(株)大阪事務所主任。同但馬事務所所長兼務。81年日南市生まれ。大阪大学大学院工学研究科修了。修士(工学)。10年4月より現職。兵庫県朝来市や滋賀県甲良町などで、農山村地域のまちづくりや特産品開発等の業務に取り組む。

嵩 和雄(かさみ かずお)
NPO法人ふるさと回帰支援センター副事務局長。72年柏崎市生まれ。東洋大学大学院博士後期課程単位取得退学。修士(工学)。02年より熊本県小国町の(財)学びやの里研究員として勤務、九州ツーリズム大学事務局、廃線跡活用プロジェクトなどの都市農村交流事業に関わる。09年東京にUターンし現職。共著書に『移住者の地域起業による農山村再生』『田園回帰の過去・現在・未来』

鹿島健利(かしま たけとし)
NPO法人日本上流文化圏研究所研究員。84年東京都練馬区生まれ。明治大学大学院修了後、NPO法人日本上流文化圏研究所で研究員として勤務。早川町における移住促進事業、集落の維持活性化事業等を手がける。

木村愛莉(きむら あいり)
一般社団法人リノベーションまちづくりセンターディレクター。93年生まれ。熊本県立大学環境共生学部卒業。九州執筆者略歴工業大学大学院工学府修了。修士(工学)。16年度小さな楽園プロジェクト(長崎県五島市)などに従事し、17年4月より長崎県五島市福江島に移住、五島列島におけるまちづくりの拠点形成事業に取り組んでいる。

柴田 祐(しばた ゆう)
熊本県立大学環境共生学部教授。71年生まれ。大阪大学大学院工学研究科修了。博士(工学)。造園コンサルタント、大阪大学大学院工学研究科助教、熊本県立大学環境共生学部准教授を経て、17年4月より現職。専門は地域計画、農村計画。共著書に『都市・まちづくり学入門』『はじめての環境デザイン学』『都市計画とまちづくりがわかる本』ほか。

清野 隆(せいの たかし)
江戸川大学社会学部現代社会学科講師。78年山梨県南アルプス市生まれ。東京工業大学社会理工学研究科修了。博士(工学)。立教大学観光学部助教を経て、14年より現職。専門はコミュニティ・デザイン、エコロジカル・デモクラシー。共著書に『山あいの小さなむらの未来』ほか。

田口太郎(たぐち たろう)
徳島大学大学院准教授。76年茅ヶ崎市生まれ。早稲田大学大学院修了。博士(工学)。早大助手、新潟工科大学准教授を経て、11年より現職。市民による自律的まちづくりのプロセスデザインが研究テーマ。共著書に『まちづくりオーラル・ヒストリー』『中越地震から3800日』ほか。

野村理恵(のむら りえ)
北海道大学大学院工学研究院助教。81年京都市生まれ。奈良女子大学大学院修了。博士(学術)。11年より現職。「移動と定住」をテーマに中国・内モンゴル自治区でのフィールドワークや国内外での農村調査を行う。共著書に『みんなで30年後を考えよう 北海道の生活と住まい』『住まいがつたえる世界のくらし』。

姫野由香(ひめの ゆか)
大分大学理工学部創生工学科助教。75年大分市生まれ。大分大学大学院修了。博士(工学)。大分大学工学部助手を経て17年より現職。専門は建築・都市計画で「くらしが息づく場づくり」が研究テーマ。11年日本都市学会学術共同研究賞受賞。共著書に『住民主体の都市計画』『まちおこし・ひとづくり・地域づくり』ほか。

平田隆行(ひらた たかゆき)
和歌山大学システム工学部准教授。71年春日井市生まれ。神戸大学大学院修了。博士(工学)。フィリピン山岳部でのフィールドワークの後、和歌山大学システム工学部助手を経て10年から現職。地域固有でコンテンポラリーな民家が研究テーマ。「地域資産継承としての高野口小学校改修における一連の活動」として13年日本建築学会賞(業績)受賞。

藤原ひとみ(ふじわら ひとみ)
有明工業高等専門学校創造工学科(建築)助教。兵庫県養父市生まれ。奈良女子大学大学院人間文化研究科修了。博士(学術)。神戸大学地域連携研究員、阿南高専助教、佛教大学非常勤講師等を経て16年より現職。社会的弱者の暮らしやすいまちづくりが研究テーマ。

八木健太郎(やぎ けんたろう)
広島大学大学院教育学研究科准教授。73年東京生まれ。神戸大学大学院修了。博士(学術)。西日本工業大学准教授を経て、15年より現職。アートとデザインの境界領域において、美しい価値を次の世代へと引き継いでいくための研究と活動を行う。共著書に『アートプロジェクト・エッジ』ほか。

遊佐敏彦(ゆさ としひこ)
奈良県立医科大学MBT研究所講師。78年東京都杉並区生まれ。早稲田大学大学院博士後期課程退学。早大助教、奈良県立医大助教等を経て16年より現職。専門は農村計画学、医療・福祉のまちづくり。学生時代より、山梨県早川町の移住や空き家をテーマとした研究に従事し、現在は奈良県橿原市や高取町のまちづくりにも関わっている。共著書に『医学を基礎とするまちづくり』ほか。