未来に選ばれる会社
CSRから始まるソーシャル・ブランディング



目次


まえがき

第1章 いま改めて企業に必要なCSRとは

1 CSRは責任だけではなく「社会対応力」
2 ES×CS×SSの効用とは
3 CSRで株価を上げる(IR×PR×CSR)
4 必要なのは「広義のコンプライアンス」
5 儀式化してしまった「ダイアログ」
6 CSRはルール、CSVは競技
7 消費者も国際ルールも進化
8 最大のグローバルCSR課題は「人権」
[インタビュー T] 坂本 光司(法政大学大学院政策創造研究科教授)
[インタビュー T] 「企業の最大使命は社員を幸せにすること」

第2章 ソーシャル・ブランディングの構造

1 ソーシャル・ブランディングの構造
2 マーケティングの「4P」も「4C」もソーシャルに
3 ソーシャル・ブランディングの7つの類型
4 ソーシャル・ブランディングの8つのステップ・27のポイント
5 ソーシャル・ミッション(企業の社会的使命)を作る
6 社会的課題を自社製品で解決する─ソーシャル・プロダクツ
7 ソーシャル・ブランディングの広報は「引き算」で
[インタビュー U] 松本 晃(カルビー会長兼CEO)
[インタビュー U] 「多様性なき企業に明日はない」

第3章 ソーシャル・ブランディングの実践 大企業編

「真のグローバル企業」には攻めのCSRが不可欠 [味の素]
トップの決断で始まったCSV [キリン]
「竹紙」「里山物語」で社会的課題を解決する [中越パルプ工業]
ストーリーでCSR/CSVを伝える [伊藤園]
創業者の思いをソーシャル・ブランディングに生かす [森永製菓]
CSR/CSV活動で沿線の価値を上げる [阪急阪神ホールディングス]
[インタビュー V] 増田 典生(日立製作所 情報・通信システム社CSR部担当部長)
[インタビュー V] 「『B2B2C2S』というアプローチ」

第4章 ソーシャル・ブランディングの実践 中堅企業編

子どもの成長を支援し、会社を次世代へつなぐ [ギンザのサヱグサ]
CSR/CSVで新マーケットを開拓 [山陽製紙]
「ついでに」「無理なく」「達成感」のCSR [石井造園]
地域の情報発信が自社の生き残り戦略 [シーズクリエイト]
違法木材は使わない、フェアウッド100%の家具 [ワイス・ワイス]
紅茶で地元・宇都宮を元気にする [ワイズティーネットワーク]
社員を「サーフィンと田植え」に行かせよう [白井グループ]
[インタビュー W] 黒川 光博(虎屋社長)
[インタビュー W] 「創業500年、『人を大切にする』経営哲学」

第5章 ソーシャル・ブランディングの実践 海外企業編

競争への危機感がCSRの原動力 [英国総論]
CSV元祖の最大目標は資源の調達 [ネスレ]
責任と良心ある経営の先駆者 [ザ・ボディショップ]
世界一サステナブルな小売業を目指す [マークス&スペンサー]
米国「社会的企業」の草分け的存在 [ベン&ジェリーズ]
企業使命としてのエシカル経営 [アヴェダ]
現地での信頼がブランド価値を高める [アメリカン・ホンダ・モーター]
[インタビュー X]  イヴォン・シュイナード(パタゴニア創業者)
[インタビュー X] 「社員をサーフィンに行かせる本当の理由」


あとがき