はじめに
第1章 なぜ行ってみたい都市を問うのか
1 まちづくりの目標としての「魅力づくり」
2 まちの魅力とまちへの誇り
3 都市の魅力化とブランド化
4 なぜ、行ってみたい都市を問うのか
第2章 21世紀における都市ツーリズム
1 聖地詣で、イタリア詣で
2 ビジターズ・インダストリーの問題点
3 新アテネ憲章に見る都市ツーリズムの重視
4 ツーリズムの新たな傾向:グローバリズムの光と陰
第3章 行ってみたい都市の空間的な特質
1 体験的に見た面白い都市
2 新アテネ憲章に見る都市の質
3 マンチェスターに見る都市づくり方針
4 都市は歩いて楽しくなければならない
5 自由空間の可能性
6 人が住む混在した街が楽しい
第4章 人がつくる行ってみたい都市の魅力
1 改めて日本の都市の魅力を考える
2 やはり人が都市を面白くする
3 まちづくりの本当の意味:人間同士のふれあい
4 期待される都市像と「街を楽しくしたい縁」
5 「手押し車まちづくり」に学ぶ
第5章 めくるめく都心居住 森山秀二
1 理想の都心居住?
2 わくわくする選択肢が都心にはあふれている
3 私にとっての豊かさの変化
4 都心には都心の住まいを
5 都市に「建つ物」の責任、「住む者」の責任
第6章 多様性に富んだ都市が面白い ──空間の重なり合いと人の息づかい
梶木盛也
1 意外なまち、船場
2 多様性を抱えながら生まれ変わる堺筋
3 裏道、抜け道、太閤路地
4 多様性こそが、街の面白さ
第7章 都市のすきま空間が面白い ──ロストスペースの可能性 岸田文夫
1 すきまに都市の魅力が現れる
2 失われるすきま:スカスカの都市づくり
3 まちに貢献しない余白、ロストスペースを活用する
4 ロストスペースには人びとの活動が大事
5 仮設的なしつらえが都市を元気にする
6 水辺というロストスペースを活用する
7 都市空間をコンバージョンするということ
第8章 まちに関わってみる ──創生研との出会いから 篠原 祥
1 都市大阪創生研究会との出会い
2 活動のリーダーになった
3 実行をめざす都市大阪創生研究会
4 研究活動を通じて学んだこと
5 活動を通じてまちを見る目が変わり、仲間からも学ぶ
第9章 ともかく実現してみる ──ミニ社会実験 梶木盛也
1 街への提案は役立っているか?
2 南船場で考えた
3 国の社会実験と私たちの社会実験
4 ミニ社会実験のポイント
5 ミニ社会実験1:スプレムータ・オン・御堂筋
6 ミニ社会実験2:都市大阪のブランディング
7 ミニ社会実験3:モダン大阪スタンプラリー
8 小さな試みの積み重ねが魅力をつくる
第10章 自前で魅力発信のメディアをつくる ──絵はがき&フリーペーパー
岸田文夫
1 魅力発信の下手なまち
2 提案を伝えたい人に伝える
3 誰にでもできる魅力発信:絵はがきで魅力発見の視点を伝える
4 ローカルな情報こそ宝物
5 アナログにこだわり、めざすもの
第11章 壁を乗り越える ──リバーカフェプロジェクトを通じて 泉 英明
1 「わたし」の意識の壁
2 各種関係者との共鳴の壁
3 運営、PRの壁
4 継続の壁
5 それぞれの「わたし」が仕掛ける喜びを
第12章 共鳴し広がる寄り合いまちづくり 篠原 祥
1 人びととの出会い
2 「船場げんき提案」との出会い
3 芋づる式に出会いが広がる
4 三休橋筋愛好会
5 せんばGENKIの会
6 三休橋筋発展会
7 まちづくりに人はどう関わっていけばいいのか
おわりに
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