■編著者
西村 幸夫(にしむら ゆきお)………序説
1952年福岡県生まれ。東京大学工学部都市工学科卒業、同大学院修了。明治大学助手、東京大学助教授を経て、現在、東京大学大学院工学系研究科教授。この間、マサチューセッツ工科大学およびコロンビア大学の客員研究員などを歴任。工学博士。著書に『都市保全計画』(東京大学出版会)『環境保全と景観創造』(鹿島出版会)『都市美』『日本の風景計画』『都市の風景計画』(以上、編著、学芸出版社)など。
■著者(編集幹事)
寺田 弘(てらだ ひろし)………第1部2章
1938年東京都生まれ。東京大学工学部研究生修了。住友軽金属工業(株)を経て、(株)文芸事務所三友社勤務。NPO法人粋なまちづくり倶楽部理事長、美しい東京をつくる都民の会事務局長。著書に『往き交いのときめき―名古屋に吹く新しい風』(木文化研究所)、『東京―このいとしき未完都市』(近代文芸社)など。
司波 寛(しば ゆたか)………第2部序章、第3部4章
1937年神戸市生まれ。東京大学工学部土木工学科卒、同大大学院都市工学科修士課程修了。現在、(株)都市総合計画代表取締役、都市計画コンサルタント協会理事、文科省革新技術活性化委員。日本都市計画家協会副会長、東京理科大学講師など歴任。著書に『都市・農村の新しい土地利用戦略』『日本の街を美しくする』(以上、共著、学芸出版社)など。
山下 馨(やました かおる)………第2部1章
1952年東京都神楽坂生まれ。東京大学工学部建築学科卒業。大手建設コンサルタントにて海外の都市建築プロジェクトに従事後、現在、有限会社山下馨建築アトリエ代表取締役。NPO法人粋なまちづくり倶楽部常務理事兼事務局長。論文に「路地と界隈性を保全する都市計画への挑戦」(『季刊まちづくり』8号、学芸出版社)、「神楽坂のまちづくりと動態的景観保全」(『景観の制度化と都市計画』日本建築学会都市計画委員会)など。
今井 晴彦(いまい はるひこ)………第3部5章
1944年東京生まれ。東京大学工学部都市工学科卒業。現在、(株)サンプランナーズ代表取締役、(株)アルメック技術顧問。全国路地のまち連絡協議会世話人。
著書に『情報都市開発』(日刊工業新聞社)、『都市観光でまちづくり』(学芸出版社)。
■著者
橋爪 紳也(はしづめ しんや)………第1部1章、第2部7章
1960年大阪市生まれ。京都大学工学部建築学科卒業、同大学院修士課程、大阪大学大学院工学研究科博士後期課程修了。京都精華大学人文学部助教授を経て、現在、大阪市立大学都市研究プラザ教授。建築史・都市文化論専攻。工学博士。著書に『倶楽部と日本人』(学芸出版社)『集客都市』(日本経済新聞社)『あったかもしれない日本』(紀伊國屋書店)『モダニズムのニッポン』(角川書店)『大阪のひきだし』(監修、鹿島出版会)など多数。『にっぽん電化史』(編著、社団法人日本電気協会新聞部)でエネルギーフォーラム賞優秀賞受賞。
吉野 国夫(よしの くにお)………第1部3章、第2部6章
1949年大阪府生まれ。(株)ダン計画研究所代表取締役社長。独学で様々な仕事を覚える。73年、ダンアソシエイツを設立、翌年(株)ダン計画研究所に改組。主に官公庁の長期計画、まちづくり事業を手がける。著書に『タウンリゾートとしての商店街』(学芸出版社)など。
伊藤 裕久(いとう ひろひさ)………第1部4章
1958年三重県生まれ。東京大学工学部建築学科卒業、同大学院修了。東京工芸大学助手、東京理科大学助教授を経て、現在、東京理科大学工学部建築学科教授。工学博士。著書に『中世集落の空間構造』(生活史研究所)、『近世都市空間の原景』(中央公論美術出版)、『同潤会のアパートメントとその時代』(共著、鹿島出版会)など。
椎原 晶子(しいはら あきこ)………第2部2章
1963年神奈川県生まれ。NPO法人たいとう歴史都市研究会副理事長、地域プランナー。東京藝術大学大学院環境造形デザイン修士課程修了。1989年まちづくりグループ「谷中学校」設立に参加。歴史を活かしたまちづくりに取り組む。山手総合計画研究所を経て、東京藝術大学大学院文化財保存学、立教大学等非常勤講師。晶地域文化研究所代表(技術士)。著書に『新編・谷根千路地事典』(共著、住まいの図書館出版局)など。
山本 俊哉(やまもと としや)………第2部3章
1959年千葉県生まれ。千葉大学工学部建築学科卒業、同大学院修了。(株)マヌ都市建築研究所取締役主席研究員を経て、現在、明治大学理工学部建築学科助教授。向島では、一寺言問地区のまちづくりに参画、以降川の手倶楽部事務局長を経て、現在NPO法人向島学会理事。著書に『防犯まちづくり 子ども・住まい・地域を守る』(ぎょうせい)『まちづくりの科学』(共著、鹿島出版会)など。
高尾 利文(たかお としふみ)………第2部4章
1958年佐賀県生まれ。(株)アルメックに勤務するかたわら、在住地の北区十条では、まちづくり団体の「十條あすみの会」や「十條遊縁市実行委員会」に所属し楽しく活動。技術士(都市及び地方計画)。共著に『タウンモビリティと賑わいまちづくり』『高齢社会と都市のモビリティ』(以上、共著、学芸出版社)。
木村 晃郁(きむら こういく)………第2部4章
1961年東京都浅草生まれ。明治大学工学部建築学科卒業。同大学院博士前期(修士)課程修了。(株)都市計画同人主任。多摩市防災まちづくり計画、墨田区都市計画マスタープラン、都市基盤整備公団出向、北区十条地区防災生活圏促進事業などを担当。多摩市地区街づくりコンサルタント(1985〜)。(財)北区まちづくり公社登録コンサルタント(2003〜)。2003年全国路地のまち連絡協議会設立、2004年同事務局長。十條あすみの会理事・飲み隊隊長。
上林 研二(かんばやし けんじ)………第2部5章
1946年滋賀県生まれ。中部大学工学部建築学科卒業、名古屋工業大学大学院修士課程修了。現在、(株)地域生活空間研究所代表取締役所長。この間、京都学園大学、京都造形芸術大学、京都精華大学の非常勤講師を歴任。工学博士。共訳書に『サンアントニオ水都物語』(都市文化社)、共著書に『まちづくりの科学』(鹿島出版会)など。
牧野 忠彦(まきの ただひこ)………第2部8章
りんご並木のまち飯田モーニング・ウォーク代表。1934年長野県下伊那郡鼎村(現飯田市)生まれ。長野県立下伊那農業高校を卒業後、家業の果樹経営に従事。若い人たちを集め、農業振興のための研究をした。1967年、今度はまちに産業をおこそうと、父親と一緒に(株)エイコー電機設立。取締役工場長を経て、現在、社名変更した(株)オーク電子代表取締役。趣味は山歩き、まち歩き。
川上 秀樹(かわかみ ひでき)………第2部9章
1953年長野県生まれ。日本大学工学部建築学科卒業。1975年長野県諏訪市役所入所、都市開発課にて上諏訪駅前再開発事業に従事。1981年諏訪市が限定特定行政庁となり、以降、建築指導行政を主に行い、財政課管財契約係長を経て、現在、建設部都市計画課課長補佐兼建築住宅係長。1991年4月1日から1997年3月31日、2001年4月1日から諏訪市建築主事に就く。
川端 寛文(かわばた ひろふみ)………第2部10章
1951年愛知県生まれ。名古屋工業大学大学院修士課程修了。1975年愛知県採用。西三河建設事務所建築住宅課長。2000年に愛知県リサイクル資材評価制度(あいくる)を提案、その後その制度化に取り組む。著書に『地域と住宅』(共著、勁草書房)。
石田 富男(いしだ とみお)………第2部10章
1959年滋賀県生まれ。名古屋工業大学建築学科卒業。1990年(株)都市研究所スペーシア設立・同取締役。2004年より名古屋女子大学生活環境学科非常勤講師。技術士(建設部門・都市及び地方計画)。著書に『まちづくり極意―くわな流』(共著、中日出版社)。
真野 洋介(まの ようすけ)………第2部11章
1971年兵庫県生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業、同大学院博士課程修了。東京理科大学助手等を経て、現在、東京工業大学大学院社会理工学研究科助教授、NPO法人向島学会事務局長。著書に『復興まちづくりの時代』(建築資料研究社)『地域協働の科学』(成文堂)『まちづくりデザインゲーム』(学芸出版社)など。
小泉 秀樹(こいずみ ひでき)………第3部1章
1964年生まれ。東京大学大学院博士課程修了。東京理科大学助手、東京大学講師を経て現在、東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻助教授。博士(工学)。専門はまちづくりの理論と実践、著書に『スマート・グロース』(共編、学芸出版社)『シリーズ都市再生1―成長主義を超えて』(共編、日本経済評論社)『都市計画の理論』(共著、学芸出版社)。
室ア 益輝(むろさき よしてる)………第3部2章
1944年尼崎市生まれ。京都大学大学院建築学専攻修士課程修了。神戸大学工学部教授、同都市安全研究センター教授、独立行政法人消防研究所理事長などを経て、現在、総務省消防研究センター所長。文化審議会専門委員、中央防災会議専門委員、NPO法人神戸まちづくり研究所理事長などを歴任。著書に『地域計画と防火』(勁草書房)『建築防災・安全』(鹿島出版会)など。日本建築学会論文賞、日本火災学会賞などを受賞。
中林 一樹(なかばやし いつき)………第3部3章
1975年東京都立大学工学研究科建築学専攻博士課程単位取得退学。東京都立大学地理学科助手・助教授、1993年都市研究センター教授を経て、現在、首都大学東京都市環境科学研究科教授。工学博士。著書に『メガシティと変貌する災害』(監訳、古今書院)『図説 東京直下地震』(徳間書店)『大震災東京危険度マップ』(監修・著、朝日出版社)『安全・安心のまちづくり』(共著、丸善)『都市の科学』(共著、東京都立大学出版会)『安全と再生の都市づくり』(共著、学芸出版社)など。 |