はじめに
プロローグ クリチバという奇跡
1・1 クリチバとはどのような都市か
1─人口
2─都市構造
3─経済状況
1・2 人間都市への歩み
1 マスタープランの誕生
1─1930年以前
2─40年代から60年代(レルネル市長以前)
3─66年のマスタープラン
4─70年代(第1期レルネル市政)
2 多彩な展開─76年以降
1─第2期レルネル市政
2─フルエ市政
3─ヘキオン市政
4─第3期レルネル市政
5─グレカ市長
6─日系市長カシオ・タニグチ氏の登場
インタビュー パラナ州知事 ジャイメ・レルネル氏
・なぜ、クリチバは他の都市と違うのか?
・クリチバの都市計画との関わり
・マスタープランの位置づけ
・花通りに関して
・公共交通に関して
・クリチバの成果
・日本の都市に関して
・都市の将来
2・1 土地利用政策
1─都市政策の要としての土地利用政策
2─公共交通政策と土地利用政策の整合性を図っている
3─きめ細やかなゾーニングを設定している
4─応用範囲が広い開発権移転制度を用いている
5─不法占拠などの土地利用の課題には柔軟に対処する
6─土地利用政策の歩みと展望
2・2 緑地政策
1─都市計画により緑豊かな都市へと変貌
2─緑地政策の歩み
3─ユニークな政策を立案
4─民地における緑地保全制度
5─樹木の伐採禁止条例
6─緑地の管理
7─環境衛生リング
8─クリチバの公園
2・3 交通政策
1─クリチバの名を一躍有名にした交通政策
2─交通モードの共生
3─バス・システムの統合
4─将来展望
5─交通政策の成果
2・4 都市デザイン政策
1─「花通り」の延長(クリチバ再生プロジェクト)
2─「都市の色」(Coresda Cidade)プロジェクト
3─景観政策
4─歴史保全
2・5 環境政策
1─ごみではないごみプログラム
2─ごみ買いプログラム
3─緑との交換プログラム
4─環境教育
2・6 その他の都市政策
1─クリチバ・インダストリアル・シティ(CIC)の設置
2─クリチバの地場産業育成政策
3─シティズンシップ・ストリート
4─知識の灯台
1 市長の強い政治的意志
1─強い信念による施策の実践
2─スピードが命
2 都市計画専門家集団(イプキ)の存在
1─都市計画を実現させる組織
2─イプキの誕生とその軌跡
3─イプキを支える人材
4─実行するというイプキの強み
3 政策の継続性
4 柔軟な計画遂行システム
5 人間を中心に位置づける発想
6 成功する確率が7割以上なら挑戦するという実行力
7 それぞれの政策が統合されていること
8 強制ではない自発的な市民参画
インタビュー 元パラナ州環境局長、元クリチバ環境局長 ヒトシ・ナカムラ氏
・クリチバ市の職員になるきっかけ
・レルネル市長との出会い
・レルネル市長の仕事の取り組み
・レルネル市長との仕事
・クリチバの強み
1 大都市圏の問題
1─それぞれの自治体が個別に政策を遂行することのデメリット
2─広域地域で取り組むべき行政課題の存在
3─地域間競争力の向上
2 郊外型ライフスタイルの進展
3 不法占拠の問題
1 都市計画不在の日本
2 世界のクリチバから学ぶ
1─確固とした将来ビジョンを有したリーダーの存在
2─しっかりとした将来像を描いた都市計画の持つ力
3─イプキのような実行組織の必要性
4─包括的なアプローチの重要性
5─将来を構想するイマジネーションの重要性
6─市民との責任の共有化を図る
7─人に対する優しい姿勢
参考文献・資料
おわりに
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