目次

はじめに

第一章 地域からネットワークへ 小国町の挑戦

『ゆうステーション』の実験
『悠木の里づくり』
小国町役場の改革
前例にとらわれない機構改革
地域への広がり
土地利用からコミュニティプランへ
地域に住民の「場」をつくる
地域ネットワーク形成へ

あいうえお
第二章 地域の「遺伝子」を探る 宮原町の「まちづくり情報銀行」

まちづくり情報銀行の誕生
立神峡と地域アドバイザーの宿題
グループ「ナイフ」の活動
町政の改革とまちづくり情報銀行
役場から地域へ
「公園づくり」で試された住民の「やる気」
問題解決への挑戦
地区要望制度の形成
増加する支店長の役割

第三章 地域振興の展開 藤沢町の行政区改革

消費者との交流を目指して
国営農地開発に着手
自治会による住民参加
行政区の改革
自治体農業への道
在宅医療を目指して

第四章 まちを経営する真野の住民たち その組織的活動の歴史

真野ふれあいのまちづくり
公害の町
住民側の問題
町内会の隘路
南北戦争
合意と共同規範
「住民主体」の自治体活動
住民大会での対決
神戸市政の転換
民生委員の活躍
真野同志会

第五章 京のまちづくり組織「町組」

町家という制度
百足屋町の町並みとマンション問題
元「学区」の問題
新しい「店」の出現
再び町家から町並みへ
西陣の町家倶楽部

第六章 まちを再生する仕組み 飯田市の市街地再開発

再開発ビルの誕生
飯田市の中心市街地
地域主体の再開発
生活の再生を目指して
再開発のコンセプト
りんご並木を歩行者空間に
「等床変換」の理念
理想から現実路線へ
「増築型」再開発と「バス仕立て方式」の導入
地元スーパーの決断と金融支援
飯田まちづくりカンパニーの役割
地域に開かれた施設をつくる

第七章 TMOの可能性と限界

TMOの可能性
TMO「まちづくり佐賀」の破綻
会津若松のまちづくり運動
現行制度のなかで最大の効果を生み出す試み
二つのまちづくり会社
利益を生むまちづくり組織

おわりに