地域×クリエイティブ×仕事
淡路島発ローカルをデザインする



編著者

服部滋樹
graf代表。「淡路はたらくカタチ研究島」スーパーバイザー。
1970年大阪生まれ。美大で彫刻を学んだ後、1998年にインテリアショップで出会った友人たちとgrafをオープン。オリジナル家具の企画・製作・販売、建築設計、グラフィックデザインから食、アートまで幅広くクリエイティブ活動を展開する。近年は兵庫県淡路島、滋賀県、奈良県天理市などの地域ブランディングにも携わる。京都造形芸術大学情報デザイン学科教授。著書に『ようこそ ようこそ はじまりのデザイン』など。

江副直樹
ブンボ株式会社代表。「淡路はたらくカタチ研究島」スーパーバイザー。
1956年佐賀生まれ。西南学院大学法学部中退後、米穀店店員、工場作業員、釣り雑誌編集者、コピーライターなどを経て、商品開発と広報計画を柱とする事業プロデュースの会社、有限会社ブンボ設立。農業、商業、工業、観光、地域活性など、コンセプト重視の事業戦略提案とその実現が主な仕事。主なプロデュースに「たけた食育ツーリズム」「九州ちくご元気計画」など。

平松克啓
ヒラマツグミ一級建築士事務所代表。「淡路はたらくカタチ研究島」地域アドバイザー。
1980年兵庫県淡路市生まれ。大阪工業大学工学部建築学科卒業後、設計事務所勤務を経て、2009年ヒラマツグミ一級建築士事務所設立。設計業務の傍ら、古民家再生プロジェクト「recominca」やコミュニティスペース「233」の運営を行う。

茂木綾子
写真家、映像作家。「淡路はたらくカタチ研究島」地域アドバイザー。
1969年北海道生まれ。東京藝術大学デザイン科中退。12年間のヨーロッパでの活動後、2009年より淡路市に移住し、廃校を拠点としたアートプロジェクト「ノマド村」を展開。「淡路はたらく研究島」では立ち上げのきっかけをつくったことにより、地域アドバイザーを務める。

やまぐちくにこ
Fkeys+ 代表。「淡路はたらくカタチ研究島」地域アドバイザー。
1969年兵庫県洲本市生まれ。美術系短大卒業後、タイルメーカーを経てUターン。洲本市民工房を主宰し、2005 年NPO法人淡路島アートセンター設立。「淡路島を耕す女」としてアートイベントを企画運営し、新たな価値の創出に奮闘する。2012年「淡路はたらくカタチ研究島」発起人、同プロジェクトを継承する「ハタラボ島協同組合」を2016年に始動。


著者

西村佳哲
リビングワールド代表、プランニング・ディレクター。
1964年東京生まれ。武蔵野美術大学卒業。建築分野を経て、つくる・書く・教える仕事に携わる。デザイン・プロジェクトの企画立案、チームづくり、ディレクション、ファシリテーションを手がける。主な著書に『自分の仕事をつくる』(晶文社、ちくま文庫)、『いま、地方で生きるということ』(ミシマ社)、『ひとの居場所をつくる』(筑摩書房)など。
担当講座に、2012 年度「はたらきかた研究会」、2013 年度「はたらきかた研究会」、2014 年度「“関係”を育てる場づくり研修」、2015 年度「出会いをカタチにする仕事づくり研修」。

青木将幸
青木将幸ファシリテーター事務所代表、ファシリテーター。
1976年熊野生まれ。東京農工大学農学部卒業。環境NGO、企画会社勤務を経て、2003 年青木将幸ファシリテーター事務所を設立。それぞれの持ち味が発揮される組織づくりに関心を寄せる。企業、行政、NPO、国際会議から商店街まで、さまざまな会議、ワークショップ、参加体験型研修の進行役を務める。2012年より淡路島在住。
担当講座に、2012年度「使えるデザイン研究会」、2013 年度「仕事を生みだすコミュニケーション研究会」「子供のためのファシリテーション研究会」、2014 年度「自分らしい会社のつくり方研修」、2015 年度「シゴトができる人になろう研修」。

堀田裕介
料理開拓人、foodscape! 運営。
1977年大阪生まれ。「食べることは生きること、生きることは暮らすこと」をコンセプトに、生産者に寄り添いながら食の本質を生活者へ届ける。2005 年よりgrafのシェフとして勤務後独立。商品開発や店舗プロデュースを手がける一方、「foodscape!」「EATBEAT!」など五感を通じて食に向き合う空間を創出。2015年 foodscape! のオリジナルショップをオープン。
担当講座に、2012年度「ゆたかな食堂研究会」「淡路島の海を宝にかえる研究会」、2013年度「ゆたかな食堂研究会」、2014年度「海のめぐみを商品にする研修」、2015年度「海のめぐみを宝にかえるセミナー」。

中脇健児
場とコトLAB 代表、まちづくりプランナー。
1980年大阪生まれ。兵庫県伊丹市を中心にミュージアム、商店主、行政、市民を結びつけるプロジェクトを多数展開。「遊び心」をキーワードにかかわる人全員が主役になれる場をつくりだす。代表的なプロジェクトは「伊丹オトラク」「鳴く虫と郷町」「はたら子」。近年は、衛星都市、観光地、過疎集落などで愉快なまちをつくることに寄与する。
担当講座に、2012年度「ツアー販売スタッフになる研究会」「淡路島の作物を商品にかえる研究会」、2013年度「ツアー販売をする研究会」「牧場の商品を考える研究会」、2014年度「島仕事体験ツーリズム研修」「海のめぐみを宝にかえるセミナー」2015 年度「つながりを活かした観光商品開発セミナー」。

鬼本英太郎
ひょうごボランタリープラザ所長代理、淡路地域雇用創造推進協会参与・前会長。
1956年愛知県生まれ。関西学院大学卒業。兵庫県に勤務し、県復興推進課長、県民生活課長、淡路県民局副局長(協議会会長兼務)を経て現職。長年、生涯学習や地域づくり活動・震災復興に携わる。現在、ボランティアセクター全般や災害ボランティア・東北被災地を支援。特定非営利活動法人 震災リゲイン理事。

藤澤晶子
森果樹園、「淡路はたらくカタチ研究島」事業推進員・実践支援員。
1982年滋賀生まれ。大阪工業大学工学部建築学科卒業後、設計事務所に勤務。一級建築士。2012年春、「淡路はたらくカタチ研究島」で働くため淡路島へ移住。研修事業を2年、ツアーと商品開発を2年、現場担当として計4年間勤める。淡路島民と結婚、2016年春から家業の果樹園を継ぐべく準備中。

監修

淡路はたらくカタチ研究島(淡路地域雇用創造推進協議会)
瀬戸内海最大の島・兵庫県淡路島で、島の豊かな地域資源を活かした家業・生業レベルの起業や商品開発をサポートするプロジェクト。厚生労働省の委託事業(2012〜2015年度)として島内外からデザイナー、ファシリテーター、料理家など多彩な講師陣を迎え、多様な講座や商品開発を実施。「農と食」と「観光」をテーマに、島ならではの仕事を数多くつくりだしてきた。