木村 敏(きむら びん)
1931年生まれ。京都大学医学部卒業。精神病理学。現在、京都大学名誉教授、河合文化教育研究所主任研究員。著書に"Ecrits de psychopathologie phenomenologique" (Pressses Universitaires de France), "Zwischen Mensh und Mensh", (Wissenshaftliche Buchgesellschaft), "L'Entre" (Millon), 『木村敏著作集』(全八巻、弘文堂)ほか。1981年シーボルト賞(ドイツ)、1985年エグネール賞、2003年和辻哲郎文化賞を受賞。
三谷 徹(みたに とおる)
1960年生まれ。静岡県沼津市出身。ランドスケープ・アーキテクト。現在、千葉大学助教授、オンサイト計画設計事務所パートナー。作品に「風の丘」「品川セントラルガーデン」「府中市美術館前庭」「福井県立図書館」「テレビ朝日屋上庭園」など。著書に『風景を読む旅』(丸善)、訳書『アースワークの地平』(鹿島出版会)など。1998年造園学会賞受賞、2003年グッドデザイン金賞を受賞。年和辻哲郎文化
中村良夫(なかむら よしお)
1938年生まれ。東京大学工学部卒業。東京大学、東京工業大学、京都大学を経て現在、東工大名誉教授。景観工学。著書に『土木空間の造形』(技報堂)、『風景学入門』(中公新書)、『風景学・実践篇』(中公新書)、"Trois regards sur le paysage francais" (共著、Champ Vallon)ほか。1982年サントリー学芸賞、1983・1991年土木学会出版文化賞、2003年設計監修した古河総合公園がメリナ・メルクーリ国際賞(ユネスコ)を受賞。
内藤 廣(ないとう ひろし)
1950年生まれ。建築家・東京大学教授。1976年早稲田大学大学院修士課程修了後、フェルナンド・イゲーラス建築設計事務所(マドリッド)、菊竹清訓建築設計事務所を経て、1981年内藤廣建築設計事務所設立。2001年東京大学土木工学科助教授、2002年から現職に。主な作品に、「海の博物館」「安曇野ちひろ美術館」「牧野富太郎記念館」「倫理研究所 富士高原研修所」など。
大橋良介(おおはし りょうすけ)
1944年生まれ。哲学・美学。京都大学文学部、ミュンヘン大学哲学科卒業。ミュンヘン大学、滋賀医科大学、京都工芸繊維大学を経て現在、大阪大学大学院文学研究科教授。1990年シーボルト賞(ドイツ)、1996年フンボルト・メダル(ドイツ)を受賞。著書に 『「切れ」の構造―日本美と現代世界』(中央公論社)、『日本 的なもの、ヨーロッパ的なもの』(新潮社)、『悲の現象論』(創文社)、 "Das Japanische im interkulturellen Dialog" (Judicium Verlag)など。
Philippe NYS(フィリップ ニス)
1947年ベルギー生まれ。哲学・文学博士。パリ第1大学造形芸術・芸術科学学部教授。1992-98年国際哲学学院(パリ)プログラム・ディレクター。2000年京都大学客員教授。建築、庭園の研究に従事し、A・ベルクと共に日本文化の研究会を主催する。著書に"Les jardin explore. Une hermeneutique du lieu" (Les editions de l'imprimeur), "Sens du lieu: Logos, Topos, Aisthesis" (Editions Ousia)など。
田路貴浩(たじ たかひろ)
1962年生まれ。明治大学理工学部建築学科助教授。京都大学工学部建築系学科卒業。1987-88年国立パリ建築学校ラ・ヴィレット校、1995年京都大学大学院建築学専攻博士課程修了。博士(工学)。京都大学加藤邦男研究室にて、「舞鶴市斎場」「積水化学京都技術センター」「関西日仏交流会館」を担当。著書に『〈建築巡礼47〉イギリス風景庭園―水と緑と空の造形』(丸善)。
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