第13回「突然、浮上した“ユートピア都市”開発(1)――シリコンバレーの富豪が背後に」連載『変わりゆくアメリカからさぐる都市のかたち』

カリフォルニアの人口は3900万人を超えています。隣国カナダを上回っています。GDPは、国に喩えると世界5位です。ハイテク企業の高度集積地がサンフランシスコ(SF)湾岸からシリコンバレーにかけて広がっています。また、映像/エンターテイメント産業がロサンゼルス都市圏に集積しています。カリフォルニアは、アメリカ経済を牽引するエンジンです。しかし、昨今、保守派の論客が「カリフォルニア黄昏論」を唱えています。