高松平藏×花内誠「ドイツと日本のスポーツ都市づくり ~アフターオリンピックに向けて」

ドイツではスポーツが生活に密着し、街を動かすエンジンになっています。多彩なNPO/市民団体がクラブを運営し、走りたくなる自転車道や歩道も完備され、集客イベントだけでなく、マラソン、サイクリングなど余暇を楽しむ運動も盛んです。またこうした地域のスポーツ活動を多くの地元企業が支援しています。
一方、日本では昔からプロスポーツが盛んで、ツーリズムや集客型のスポーツ振興が推進されてきましたが、人々が余暇に自発的にスポーツを楽しめる環境はまだ十分に整備されていません。ただ近年、高齢化が進み、市民が健康でいきいきと暮らせるまちを目指して、スポーツによる都市づくりに取り組む自治体が増えてきました。
こうしたドイツと日本、それぞれのスポーツと都市づくりの現状と可能性について、『ドイツのスポーツ都市』の著者でドイツの地方都市エアランゲン在住のジャーナリスト・高松平藏さんと、長年日本のスポーツビジネスに携わってこられ、スポーツ振興のマネジメントに詳しい立命館大学客員教授の花内誠さんに語っていただきました。