この建築徒然草は、筆者が日頃読み聞きしたことをもとにして書きつらねたものです。学術や技術の記録ではありませんから、気楽に読んで頂けたと思います。途中で眠ってしまわれたかも知れませんが、それは覚悟の上です。世の中と同じように、退屈なところがあっても自然というものでしょう。 しかし、何とはなしに、和風建築の雰囲気を味わって頂きたいというのが私のねらいでした。このねらいが少しでもあたりましたら、幸いです。 いろいろお教え下さった先生方、ご協力頂いた皆様に、改めて尊敬と感謝の意を捧げます。