蓑田ひろ子:
何故か、 懐かしい風景
これからパネルディスカッションに入りますが、 藤島先生は話したりない部分があったとは思いますが、 その部分は後で話していただくことにしまして、 まずパネリストの方々から一言ずつお願いいたします。
では、 エコプランの蓑田さんの方から、 先ほどの先生のお話を聞いて、 感じたところをお聞きしたいのですけれど。
私はエコプランという会社で、 都市計画のコンサルタントをしておりますが、 先ほどのスライドには、 非常に興味深いものがたくさんありました。 今となっては、 こういう風景は見られないんじゃないか、 という貴重なスライドだったので、 本当に感動いたしました。
ただ、 どこかしら何となく懐かしいなあと思ったときに、 見たことがないのに、 どうして懐かしんだろうと思ったら、 時代劇でああいう場面が出てきたと、 細い道の回りに松の木がまわりから覆い被さっているようなシーンを確か、 水戸黄門だったのかどうかは忘れてしまいましたけれども、 見たことがあるなと感じました。 いまはそういったテレビですとか、 映画の中でしか見られない風景になってしまったのかと思って、 少し残念に感じました。
また、 中山道ですが、 私も奈良井宿とか、 妻籠あるいは馬籠は行ったことがあります。 やはり素晴らしいところだと感じました。 今もやはりそういう風景が残っている、 国の重要文化財や伝統的建造物群保存地区に指定されて、 地区として残っているところもあるのですが、 そういったところが残されているのは非常にいいことだと思っています。
中山道に関連しまして2年ほど前、 一昨年だったと思いますが、 和田宿というところのお仕事を少しさせていただき、 散歩道の基本構想を計画をさせていただきました。 その折には、 中山道の道をメインテーマにしてルートを考えました。 住民の人たちとも一緒になって考えた、 楽しい思い出です。
このページへのご意見は前田裕資へ
(C) 文京の歴史・文化研究会