歴史・文化のまちづくりニュース

NO.13

発行:歴史・文化のまちづくり研究会

発行日:1999.5.25(news-letter)
   :1999.6.24(web-version)


   

残したい! 東京の近代建築100選

   21世紀へ手渡そう 近代日本の軌跡
1.近代化の象徴として
 19世紀末の開国以来、日本は国を挙げて急速な近代化を図りました。当時、近代化は即ち西洋化であり、生活全般の器である建築は、最も分かりやすい、近代化の象徴となりました。
 その結果、明治以降、日本各地で、特に東京で、たくさんの洋風近代建築が建てられました。
 初めは進歩の象徴であった近代建築も、時と共に一般に受け容れられるようになり、近代建築はより馴染みあるものへと変わっていきました。
 しかし、大正12年の関東大震災、昭和に入っての2回の世界大戦により多くの近代建築が消失してしまいました。
 幸いにして震災や戦災による消失を免れた近代建築も、戦後の高度成長期や、バブル経済期の開発によって、多くが失われてしまいました。
 当研究会の調査によれば、ここ20年間で60%程度が解体されています。

2.残したい東京の近代建築
 解体される近代建築が多い中で、当会では、「残したい東京の近代建築 100選」を皆様のご意見により選出したいと思います。選出されたものは、登録文化財として推薦するなど、近代建築の保存のために各方面でアピールしていきたいと思います。
 21世紀へ近代日本の歴史を伝えるために、皆様のご応募をお待ちしております。

登録文化財として答申された日本工業倶楽部

        ─ 記 ─

  @応募期間:平成11年5月〜10月
  A応募方法:・郵送又はFAXにより当会まで。
        ・1回の応募につき推薦する近代建築を20件以内記入して下さい。
        ・応募は何回してもかまいません。
  Bその他:応募者の中から抽選により景品を出す予定です。

  「歴史・文化のまちづくり研究会」
   FAX申込  FAX:03−3814−3594

 
 
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