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プロのノウハウ 建築基準法の難解条文を読むみこなすコツ




はじめに



 建築基準法関係法令集も年々厚くなり、とても大冊となりました。この数えきれないほどの法令や関係する告示を読みこなすのは、とても大変ですし、読みにくい条文も数多いのです。
 そこで、法令の解説書が数多く出廻っており、それによって大変助かっているのですが、法令の数も多いので、それを詳細にわたって解説するとなると、当然のことながら解説書は法令集の数倍の厚さとなっていまいます。そうなると余りにも大げさすぎるので、サラットした解説に留めると、今度は肝心なところが通り一辺の解説となってしまって要望には応えられないことになってしまいます。
 そのようなことから、本書は建築基準法の中で、特に難解といわれている数箇所の条文にしぼって、それを徹底的に詳しく説明してみることにしました。そこで、本書のタイトルは「建築基準法の難解条文を読みこなすコツ」と名づけました。
 もとは(社)大阪建築士事務所協会の機関誌「まちなみ」に連載したものをベースに大幅な筆を加えたものです。10章に分けて説明してあるので、採り上げた条文の数も10種類しかありません。しかし、数多くの質問は、これらの条文に集中しているのです。それだけ、技術系の読者には読みにくい条文ということができます。
 本書がそのような悩みに対して少しでもお役に立ち、難解条文と呼ばれているものを、読みこなす一助となれば幸いです。
   平成9年1月
高木任之



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