なぜドイツではエネルギーシフトが進むのか


はじめに

1章 ドイツ再生可能エネルギーの今

1-1 エネルギーシフトを進めてきたドイツ

1-2 ドイツと日本、ここが違う

1-3 まずは省エネから始める

コラム1 子どものときから省エネを身近に感じる教育


2章 エコ建築で電力消費を減らす

2-1 パッシブハウスは未来建築

1 公共施設をエコ仕様に
2 廃校がエコ改修で新しい形のコミュニティに

2-2 エネルギー消費を抑えた住宅地開発

1 欧州最大のゼロエミッション住宅地──ゼロ・エ・パーク
2 欧州初。3千戸規模の低エネルギー住宅地──クロンスベルク

コラム2 時代を先取りした省エネモデルハウス


3章 再生可能エネルギーは未来産業

3-1 市民が主体的に組織をつくる

1 エネルギー協同組合大国ドイツ
2 市民が発電に参加する――レアテ・ゼーンデ・エネルギー協同組合
3 送電線も地域暖房も自分たちで──フェルトハイム
4 社員が主導。社屋のソーラー発電――フォルクスワーゲンのエムデン工場

3-2 自治体のサポートによる事業展開

1 地域交通網が率先するエネルギーシフト──ウーストラ社
2 自治体エネルギー政策の実行部隊──ハノーファー電力公社「エネシティ」
3 省エネ指導に力点を置くエネルギー基金──プロクリマ
4 エネルギーコスト削減を細やかにサポート──気候保護エージェント

3-3 収益と持続性を両立する企業の取り組み

1 220の再エネ発電所を支援する──ナチュアシュトローム
2 技術力と独自路線で勝負する風力発電メーカー──エネルコン
3 再生可能エネルギーでCSR活動──ドイツ鉄道
4 木造パッシブハウスでマイホームを──カル・クラッシック・ハウス社

3-4 市民がつくった電力会社──シェーナウ電力会社

コラム3 市民プロジェクトを支援するGLS銀行


4章 市民を行政が後押しする

4-1 行政主導によるエコなまちづくり

1 将来を見据えたハノーファー市の環境政策
2 エコモビリティを楽しむ

コラム4 自動車がなくても快適

4-2  再生可能エネルギーを推進するニーダーザクセン州


インタビュー 「州として反原発を表明」シュテファン・ヴェンツェル環境大臣


5章 ドイツのジレンマ

5-1 課題が山積する原発の終焉

5-2  これからが本番。ドイツのエネルギーシフト


インタビュー 「安全なエネルギーとは何か」ミランダ・シュラーズ教授

おわりに