「まち歩き」をしかける
コミュニティ・ツーリズムの手ほどき

序 コミュニティ・ツーリズムとしての「まち歩き」

 1 ことのおこりは二〇〇六年の『長崎さるく博』
 2 次の展開が『大阪あそ歩』

1 いま、なぜ「まち歩き」なのか

 1 いまこそ、まちとの関係修復を
  1 マス社会への失望
  2 テレビ番組への反発
  3 インターネット情報の発達
  4 高齢化による社会の成熟
 2 「まち歩き」は、なぜおもしろいのか
  1 ライブであること
  2 自由であること
  3 つながりがあること
  4 知的スポーツであること
  5 低費用で実現できること
  6 健康スポーツであること
 3 「まち歩き」の効果
  1 大きな集客効果
  2 低費用ゆえの持続性
  3 市民主導・市民主体・市民協働
  4 市民が元気になる
  5 「まち歩き」は「まちづくり」

2 「まち歩き」の考え方

 1 見えているものを、よく見る
 2 見えていないものを、見る
 3 謎を解く
 4 まちの時間をつかみとる
 5 自分を語る

3 「まち歩き」のしかけ方

 1 準備作業
  1 「まち」を設定する
  2 「まち」の特性(コンセプト)を探る
  3 コースを調査する
  4 コースを決定する
 2 制作作業
  1 コース・マップを作成する
  2 解説を加える
  3 コース・タイトルをつける
  4 複数のコースをつくる
 3 実施運営作業
  1 ガイドさんを養成する
  2 実施のしくみをつくる
  3 参加を呼びかけ、予約を受け付ける
  4 実施する
  5 しくみを継続する

4 「まち歩き」のこれから

 1 どこまでも多くの人びとが関わること
 2 ガイドさんはスターであり続けること
 3 あくまでも自立していること