景観まちづくり最前線


著者紹介
〈編 者〉       ……は執筆分担箇所
大野 整(おおの・せい)……1章、2・1節、2・2節冒頭、3・1節、3・3節4、5、尾道市
1967年広島県生まれ。東京都立大学工学部建築工学科卒業。鞄s市環境研究所執行役員。技術士(都市及び地方計画)。早稲田大学芸術学校非常勤講師。共著に『景観法を活かす』『日本の風景計画』『都市の風景計画』(学芸出版社)、『新・都市計画マニュアル』((社)日本都市計画学会編、丸善)など。

窪田亜矢(くぼた・あや)……4章冒頭、4・3節、4・4節
1968年東京都生まれ。東京大学工学部都市工学科卒業、同大学院修了。潟Aルテップ、工学院大学准教授などを経て、現在、東京大学大学院工学系研究科准教授。一級建築士、博士(工学)。著書に『界隈が活きるニューヨークのまちづくり』(学芸出版社)など。

小浦久子(こうら・ひさこ)……3・3節2
大阪府生まれ。民間建設コンサルタント会社などを経て、1992年より大阪大学工学部助手、1997年より、大阪大学大学院工学研究科准教授。博士(工学)、技術士(都市及び地方計画)。著書に『まとまりの景観デザイン』(学芸出版社)、共著に『まちづくり教科書第 8巻景観まちづくり』(丸善)、『景観法活用ガイド─市民と自治体による実践的景観 づくりのために』(ぎょうせい)など。

佐野雄二(さの・ゆうじ)……3・2節
1971年東京都生まれ。東京都立大学工学部建築学科卒業、同大学院修士課程修了。潟Aルテップ勤務。博士(工学)。共著に『景観法を活かす』(学芸出版社)、『まちをよみがえらせる 地域建築資産活用術』(風土社)、『日本の風景計画』(学芸出版社)など。

志村直愛(しむら・なおよし)……4・5節
1962年鎌倉市生まれ。東京芸術大学美術学部建築科卒業、同大学院美術研究科修士課程修了、博士課程単位取得。同大非常勤講師、manu都市建築研究所勤務等を経て、現在、東北芸術工科大学デザイン工学部建築・環境デザイン学科准教授。専門は日本近代建築史、都市景観など。共著に『建築散歩24コース─東京・横浜近代編』(山川出版社)など。

鈴木伸治(すずき・のぶはる)……4・2節
1968年大阪府生まれ。京都大学工学部建築学科卒業、東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻修士課程修了。同大学助手、関東学院大学社会環境システム学科助教授を経て、現在、横浜市立大学国際総合科学部准教授。博士(工学)。共著に『日本の風景計画』(学芸出版社)、『明日の都市づくり』(慶應義塾大学出版会)など。

關 佑也(せき・ゆうや)……4・3節
1979年千葉県生まれ。横浜国立大学工学部建設学科建築学コース卒業、東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻修了。且R手総合計画研究所勤務。横浜市、鎌倉市など神奈川県内の自治体を中心に、アーバンデザイン、歴史的建造物の保全活用などに取り組んでいる。

中島直人(なかじま・なおと)……4・1節
1976年東京都生まれ。東京大学工学部都市工学科卒業、同大学院修了。現在、東京大学大学院工学系研究科助教。博士(工学)。共著に『都市美』『景観法を活かす』(学芸出版社)、『まちづくりの百科事典』(丸善)など。

原田 麻(はらだ・あさ)……3章冒頭、3・3節1、3・4節
1966年東京都生まれ。筑波大学芸術専門学群彫塑コース卒業。鞄s市環境研究所勤務。各地自治体の景観施策、地区まちづくり、公共施設デザインなどに取り組んでいる。
(五十音順)

〈執筆者〉
田邉 学(たなべ・まなぶ)……3・3節3
1968年東京都生まれ。武蔵野美術大学造形学部卒業。滑ツ境デザイン研究所を経て、潟Jラープランニングセンターに入社。大規模建築物や土木構造物、各種建材の色彩設計に従事するとともに、全国各地の景観色彩基準・ガイドラインの策定に参画。現在、潟Jラープランニングセンター取締役、武蔵野美術大学および首都大学東京講師のほか、川崎市、鎌倉市、逗子市などで景観審議会委員や景観アドバイザーを務める。
〈実例編・寄稿者〉

●京都市
谷基彦(たかや・もとひこ)
1952年滋賀県生まれ。1978年京都大学大学院工学研究科修了。同年京都市役所に採用。市街地再開発課,都市計画課,建築指導課などを経て,現在、京都市都市計画局都市景観部景観政策課長。著書に『数寄町家』(共著,鹿島出版会)。

●財団法人京都市景観・まちづくりセンター

寺本健三(てらもと・けんぞう)
1951年兵庫県生まれ。1977年京都工芸繊維大学大学院建築学研究学科修了。同年京都市役所入庁。住宅改善課長、都市景観課長を経て、現在、財団法人京都市景観・まちづくりセンター事務局次長。

●鎌倉市
比留間 彰
(ひるま・あきら)
1961年神奈川県生まれ。神奈川大学工学部建築学科卒業。現在、鎌倉市役所景観部都市景観課課長。景観計画策定および景観地区の指定を行った。

●横浜市
川手光太
(かわて・こうた)
1963年東京都生まれ。豊橋技術科学大学建設工学専攻修士課程修了、1989年横浜市役所入庁。現在、横浜市都市整備局都市デザイン室担当係長。都市デザイン室で景観条例の制定および関内地区の景観計画の策定を行った。

●大阪市
林一樹
(たかばやし・かずき)
1966年大阪府生まれ。神戸大学工学部環境計画学科卒業。現在、大阪市計画調整局建築指導部建築企画担当課長代理。一級建築士。大阪市景観形成推進計画の策定に携わる。

●小田原市
吉田宏臣
(よしだ・ひろおみ)
1965年神奈川県生まれ。日本大学理工学部建築学科卒業。建設会社を勤務後、小田原市に入庁。建築課、建築指導課、都市計画課を経て、現在、まちづくり景観課。一級建築士。

●松江市
石倉正明
(いしくら・まさあき)
1952年島根県松江市生まれ。1975年西日本工業大学土木工学科卒業。同年松江市役所に入庁。永年にわたり都市計画行政に携わる。2006年より松江市都市計画部都市景観課長。

●彦根市
深谷 覚
(ふかや・さとる)
1970年滋賀県生まれ。1993年彦根市入庁、建築指導課に配属。1995年4月より1年間滋賀県へ派遣交流、1996年7月より4ヶ月間阪神・淡路大震災復興支援のため西宮市へ派遣、1998年から都市計画課で開発指導担当を経て、現在、景観・公園担当として主に景観施策を中心とした業務に携わる。

●中津川市
今井 亨
(いまい・とおる)
1967年岐阜県生まれ。名古屋工業大学工学部材料工学科卒業。中津川市役所基盤整備部都市整備課計画係長。

●熱海市
熱海市建設部まちづくり課建設計画室

景観計画策定時の担当部署名。平成20年4月1日から組織変更により、建設課都市計画室となり都市計画関連業務を担当。景観関連業務については、施策のさらなる具現化を図るため、まちづくり課都市デザイン室を新設した。

●石垣市
玻座真保幸
(はざま・やすゆき)
1965年沖縄県石垣市生まれ。上智大学外国語学部中退。1999年入所。建設部都市計画課(現在の都市建設課)採用。石垣市風景計画の策定に担当者として携わる。現在、総務部広報広聴課。

●各務原市
村瀬 誠
(むらせ・まこと)
1973年岐阜市生まれ。岐阜大学工学部卒業後、各務原市役所入庁。水道部施設課を経て、2003年より都市計画課。2006年から同課景観政策室で景観法に関連する業務に携わる。2008年から企画財政総室都市戦略課。

●秦野市
秦野市都市部都市づくり課

「都市づくり班」「景観推進班」「区画整理・市街地整備班」で構成。景観まちづくりに関する事業や許認可事務を行う「景観推進班」は、前身の「まちづくり推進課」当時の平成17年4月に発足し、現在、正規職員4名と非常勤職員1名で事務を行っている。

●藤沢市
飯田正典
(いいだ・まさのり)
1955年東京生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。現在、藤沢市計画建築部参事兼景観まちづくり課長。一級建築士。著書に『建築確認指南』(共著、第一法規出版社)、『だれでもわかるまちづくり読本』『コラボレーション 建築士と住民がまちを創る』(共著、公職研)。

●川口市
矢作武信
(やはぎ・たけのぶ)
1949年川口市生まれ。現在、川口市都市計画部都都市計画課長。著書に『新・都市計画マニュアル』(共著、丸善)、『地域を生かす景観づくり』(寄稿、埼玉自治)。

●近江八幡市
深尾甚一郎
(ふかお・じんいちろう)
1979年近江八幡市入庁。1996年企画課、2001年政策推進課、NPO活動、離島振興、市町村合併、自然再生等の業務を担当。2005年風景づくり推進室、全国初の景観計画策定、文化的景観等に携わる。現在、都市産業部都市整備課風景づくりグループ。

●小布施町
小布施町地域創世部門地域整備グループ

住民と協働しながら小布施のまちづくり・景観づくりを担う部門。2005年からは「東京理科大学・小布施町まちづくり研究所」とも協働している。

●一関市
橋弘恭
(たかはし・ひろやす)
1957年岩手県生まれ。1980年千葉工業大学工学部建築学科卒業。1985年一関市入庁。現在、建設部建築住宅課課長補佐。一級建築士。

●宇和島市
廣瀬岳志
(ひろせ・たけし)
1974年愛媛県生まれ。1997年愛媛大学法文学部人文学科(考古学主専攻)卒業。同年宇和島市入庁。国史跡宇和島城の整備や埋蔵文化財関係の実務担当者として従事。文化的景観に係わる業務は2003年から担当。現在、教育委員会文化課文化財保護係主任。

●大江町
櫻井洋志
(さくらい・ひろし)
1997年大江町職員として採用。建設課、企画課を経て現在、総務企画課所属。景観形成事業の他、国土交通省所管まちづくり交付金事業、協働によるまちづくりの推進、交流居住・定住促進、行財政改革、公共交通機関の利用促進、国際交流などまちづくり全般に携わる。

●江戸川区
上山 肇
(かみやま・はじめ)
1961年東京都生まれ。千葉大学大学院自然科学研究科博士課程修了。博士(工学)。江戸川区都市開発部まちづくり推進課長。一級建築士。著書に『実践・地区まちづくり』『親水工学試論』(共著、信山社サイテック)『水環境ハンドブック』(共著、朝倉書店)等。

●尾道市
小田靖之
(おだ・やすゆき)
1958年広島県生まれ。東京大学工学部都市工学科卒業。2007年4月まで鞄s市環境研究所、現在、樺n域計画工房。技術士(建設部門)。

●長野県
荒城功次
(あらき・こうじ)
1958年神奈川県生まれ。東京理科大学理工学部建築学科卒業。長野県建設部建築指導課景観係担当係長。景観係は、1992年の長野県景観条例策定を契機に設置され、屋外広告物を含め、景観施策全般について担当している。

●東京都
竹内智子
(たけうち・ともこ)
1969年東京都生まれ。東京大学農学部農業生物学科緑地学専攻卒業、同大学院修了。東京都港湾局入庁後、同建設局を経て、現職。公園緑地・景観を中心とした東京の都市計画に携わる。この間、スタンフォード大学客員研究員、サンフランシスコの公園計画NPOで活動。技術士(都市及び地方計画)。博士(学術)。現在、東京都都市整備局。

●神奈川県
井上憲司
(いのうえ・けんじ)
1953年宮崎県日南市生まれ。1982年ドイツハノーバー大学大学院修了。博士(工学 Dr.Dipl.-ing)。専門は建築・都市デザイン。現在、神奈川県都市整備公園課技監。横浜日ノ出町駅周辺地区まちづくり協議会委員、邸園文化調査団員、国士舘大学非常勤講師。著書に『日本版PFI』(地域科学研究会監修)、『都市近郊土地利用辞典』(建築知識)、『日照量からみた空間の知覚』(ハノーバー大学出版)他。
(事例掲載順)