空間づくりにアートを活かす

もくじ

第1章──建築やランドスケープにかかわるアート

1 三つのアート
 街なかのシンボル彫刻
 公共空間における芸術作品
 空間づくりを支えるアート表現
2 それぞれの特徴
 事実と場の力を通じて思いを伝える
 芸術作品を集積してまちの価値を高める
 場を利用する人々にコミュニケーションを図る
3 アートの選択
 忘れてはいけないことを伝え続ける
 まちの魅力を維持する
 課題を採り込み人々に豊かさを提供する

第2章──プラスアートの機能

1 間をひきしめる
 マンションの光庭に浮かぶホワイト・ガーデン
 施設のあいだに林立する風のはしら
 エントランスホールに点在する川原の石
2 特徴をひきだす
 アーチ状の挙式空間を活かすクリスタルシャワー
 シティホテルの多面性をひきだすアートパーティション
 アーティストロビーに埋め込まれた赤い滝
3 コンセプトをつたえる
 地方都市の拠点を示す陶片の庭
 商品と企業の原点に光をあてるアート水盤
4 記憶をよびおこす
 変容する土地の風景を描くツリーサークル
 原風景を蘇らせるレンガ倉庫
5 共感をうながす
 地域の夢と技が結集したアートチェアー
 プライベートガーデンに据えられたアートオブジェ
 住民が育てるアート農園
6 負担をやわらげる
 壁や柱に染み込むグリーンベルト
 負担なくエレベーターへ誘導するここのつの滝
7 景色をととのえる
 換気塔を包み込む光のフィルター
 透光不透視のタペストリーガラス
 由緒ある街の景観を維持する仮設の路面パネル

第3章──プラスアートの建築・まちづくり

1 依頼から設計へ
 プラスアートの特性
 プラスアートにかかわるアーティスト
 プラスアートの相談
 プラスアートの依頼
2 予算化から発注へ
 アートの価格
 アートの予算
 アートの発注形態
 アートの契約
3 制作から運用へ
 アートの制作調整
 アートと関連計画
 アートのトラブル
 アートの広報普及
 アートの未来