これからの高齢者住宅とグループホーム

目次

はじめに:施設≠ゥら住宅≠ヨ、そして終の棲み家≠ヨ

第1章 「合意の丘」財団 ―― フィンランドのグループホーム
 1 高齢者住宅の変遷
 2 「癒しの共同体」
 3 進化し続ける建築計画
 4 なぜ「合意の丘」財団が発展していくのか
第2章 スウェーデンのグループホームの新傾向
  1 小さなグループホームを統合する ―― ウデヴァラの場合
  2 高齢者住宅を村の中心に ―― グローボの場合
  3 ユダヤ人のグループホーム
  4 地域に開かれた高齢者施設
  5 スウェーデンの福祉行政はなぜ優れているのか
  6 経済的合理性に支えられた高齢者福祉
第3章 ノルウェーの痴呆対策と高齢者住宅
 1 スウェーデンを追いかけるノルウェー
 2 高齢者複合施設につくられたグループホーム
 3 良い建物には良いスタッフが集まる
 4 ケア付き住宅としてのグループホーム
 5 トンズベルグのサービスセンターと高齢者住宅
 6 施設のスタッフが設計過程に参加することの重要性
 7 痴呆性高齢者のための庭の計画
 8 ノルウェー政府住宅銀行の役割と功罪
第4章 イギリスの高齢者住宅とグループホーム
 1 多すぎる老人ホーム、遅れるグループホームの建設
 2 イギリスで最も優れたグループホーム ―― メルヴェール・ハウス
 3 シェルタード・ハウジングと呼ばれる高齢者住宅
 4 ハウジング・アソシエーションが経営するグループホーム
 5 高齢者コミュニティ ―― ハートリッグ・オークス
 6 施設ケアと在宅ケアについての新しい国家基準
第5章 【もう一つの日本再生プラン】終の棲み家づくりを新型公共事業で
 1 なぜ高齢者住宅なのか
 2 長期介護施設は住宅であるべき
 3 高齢者住宅には経済合理性がある
 4 グループホームを終の棲み家に
 5 高齢者住宅を町の中心につくれ
 6 非営利団体と営利企業を区別するな
 7 中負担でも高福祉が目標だ
 8 住まいとケアの費用は別だ
 9 建設への補助は、計画の中味で
あとがき