世界の空き家対策
公民連携による不動産活用とエリア再生



目次


はじめに

1章 日本と海外の空き家対策最前線  米山秀隆

 1 空き家の実態
 2 空き家を放置しない対策
 3 エリア再生と連動した空き家対策

2章 アメリカ 空き家の発生を抑える不動産流通システム  小林正典

 1 住宅市場の現状
 2 住宅市場を支える不動産流通システム
 3 コミュニティ・ランド・トラスト ―空き家・空き地を再生してエリアの価値を高める
 4 ランドバンク―未利用不動産を市場に戻す
 5 学ぶべき公民連携と再生不動産取引の活性化

3章 ドイツ 公民連携で空き家対策からエリア再生へ  室田昌子

 1 ドイツと日本の比較
 2 住宅の現状と空き家の特徴
 3 連邦政府の放棄不動産対策 ―管理不全・利用不全・エリア再生
 4 ノルトライン・ヴェストファーレン州の住宅監視法とローカルアライアンス
 5 ヴッパータール市のスクラップ不動産対策と住宅アクションプログラム
 6 学ぶべき早期解決とエリア型の再生  107

4章 フランス 多彩な政策と公民連携による空き家リサイクル  小柳春一郎

 1 住宅市場と空き家の現状
 2 住宅不足を解消する空き家対策
 3 リール、サンテティエンヌ市の空き家リサイクル
 4 学ぶべき多彩な政策と公民連携体制

5章 イギリス 行政主導で空き家を市場に戻す  倉橋透

 1 住宅市場の特性
 2 空き家の現状
 3 強制力を伴う空き家対策
 4 リバプール市の空き家を市場に戻す対策
 5 学ぶべき行政主導の空き家管理

6章 韓国 スピード感のある空き家整備事業  周藤利一

 1 住宅市場と空き家の現状
 2 空き家整備の事業手法を立法化
 3 ソウル、釜山、仁川、大邱市の空き家対策
 4 学ぶべき空き家整備のスピード感