桂離宮・修学院離宮・仙洞御所
庭守の技と心

まえがき
宮廷庭園に学ぶ─監修の言葉

1部 宮廷庭園の美

1 庭園へのいざない

 桂の月
 いざなう仕掛け

2 巡る季節

 庭園の四季
 秋―季節の始まり
 冬―命を育む
 春―芽生え
 夏―生命の力
 営みを慈しむ―水と陽と田圃の姿

3 自然に習う

 自然の理にかなう造形美
 地形をよむ
 流れをよむ
 石を据える
 護岸を整える
 額縁の美

4 次世代につなぐ

 千貫の松が枯れた
 実生のマツ、新しい生命へ

2部 技を継ぐ

1 季節に応じた樹木の手入れ

 御所透かし
 根締め
 広葉樹
 高木(松)

2 宮廷庭園の作庭に学ぶ

 御馬車道
 大刈込みの手入れ
 霰零し
 州浜
 垣

3 日々の手入れ

 苔
 流れ
 園路
 おもてなしの心

 宮廷庭園の解説(桂離宮/修学院離宮/仙洞御所)
 揺らぎの言葉─あとがきに代えて