空き家の手帖
放っておかないための考え方・使い方

おわりに


 2014年3月に発行した私家版『空き家の手帖』は全国的に空き家についての取り組みがクローズアップされた時期とも重なり、各方面から大きな反響をいただきました。刊行をきっかけに、六原での空き家活用とまちづくりにも注目をいただき、各種メディアでの紹介や、全国への出張講演依頼、全国からの視察対応依頼を受けることも増えました。京都の一地域での取り組みや、そこから生まれた冊子の内容が、全国の空き家対策の参考になるという、大きな手応えを得ることができました。そして2年半の間にいただいたさまざまな反響が、このたびの学芸出版社からの刊行へと結びつきました。
 刊行までには、たくさんの方々のご協力をいただきました。私家版『空き家の手帖』は東山区まちづくり支援事業の助成と、東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)および京都市景観・まちづくりセンターの協力を受けて刊行されました。この場を借りて改めて御礼申し上げます。そして本書刊行の機会と的確なご助言をくださった学芸出版社の井口夏実さん、日頃から六原まちづくり委員会の活動を支えてくれている六原自治連合会の皆様に、心より感謝申し上げます。
2016年9月   六原まちづくり委員会 委員長 菅谷幸弘