第29回「アメリカで高速鉄道時代が幕開け?!(2)―― 実現可能性が高い7つの路線」連載『変わりゆくアメリカからさぐる都市のかたち』

アメリカの人口は3億4000万人、全土を縦横に州際高速道路が71本走り、空港は5000カ所を超えています。それでも高速鉄道は1本もないのです。アメリカが高速鉄道ネットワークの整備で「後進国」になっているのは、やはり車交通との競争で後塵を配することになった歴史が影響しています。そうした「高速鉄道、負の歴史」の逆転を目指す新路線の開発構想があります。