新保奈穂美×大谷悠「都市をスキマから面白くする」

郊外の耕作放棄地、都市公園の一角、商業施設の屋上、団地の敷地――。まちのスキマに点在する未活用空間に、都市住民の手による農園が増えています。都市での暮らしを豊かにするだけでなく、空き地の利活用、コミュニティの再生、都市の緑化、環境教育や食育などさまざまな課題解決に貢献できる、そんな「都市型農園」の可能性を、もっと探りたい! このイベントシリーズはそんな思いのもと、『まちを変える都市型農園』著者の新保奈穂美さん(兵庫県立大学大学院緑環境景観マネジメント研究科講師、兼、兵庫県立淡路景観園芸学校景観園芸専門員)をホストに迎えて開催。今回は福山市立大学講師でまちづくり活動家の大谷悠さんをゲストにお迎えし、そもそも“都市のスキマ”はどこにあるか?本当にスキマから都市の価値を高められるのか? そこに農はどう関わるのか?市民によるボトムアップのスキマ活用はどのように進むのか?行政は市民のゲリラ的活動にどう関わるべきなのか?変化する都市の状況にステークホルダーはどう向き合うべきなのか?など、さまざまな角度から深掘りしました。