外国人居住と変貌する街

カラーフォトストーリー・ダイジェスト

【商店と商品1】

 色彩鮮やかな店構えに誘われて店内に一歩足を踏み入れれば、 南国の果物ドリアンが異臭を放ち、 台湾やタイから輸入された香辛料・缶詰・乾物類やらトムヤムクンカップラーメンなどが所狭しと並べられている。 大型冷蔵庫には東南アジア産の魚介類や中国野菜がぎっしり詰まり、 道路に面した自動販売機には、 見慣れぬジュースが並べられている。

 食材専門店の地階には、 台湾語・北京語・広東語・タイ語の番組を収録したレンタルビデオ店がオープンしている。 同じビルの二階には台湾屋台料理店があり、 道路をはさんだ向かい側では、 赤いビニール庇に「星馬料理(シンガポール・マレーシア料理)」の白い文字が染め抜かれ、 店外の屋台からはサテー(シンガポールの焼き肉)を焼く匂いがあたりに漂っている。


小滝橋通りの食材店。 冷凍ケースの中には生鮮食品が。
店頭の自動販売機では台湾製のパック飲料も売られている


外観は普通の小売り店だが店先にはドリアンが置かれている。
店内にはタイ料理の材料が並べられ、
タイ語版ビデオのレンタルも行っている


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学芸出版社『外国人居住と変貌する街』

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