概説('96. 2〜96. 4)
●都市計画事業地区(区画整理、 再開発等)で発行された地元協議会ニュース及び行政ニュース(平成7年度発行分)については、 行政(神戸市、 兵庫県)でまとめた資料集が作成されます。 これに合わせて、 「復興市民まちづくり」では、 都市計画事業地区以外についてきちっとフォローする(保存資料となるとする)ことを基本とし、 都市計画事業地区内についてはトピック的なもの(例えば、 まちづくり提案をのせているものなど)を掲載するとともに、 最低限、 最新号の第1面(1面にはそのニュースの内容の概要をのせているものが多い)だけは収録するという方法をとりました。
●前回までは収集した全てのニュースを縮小して掲載してきましたが、 読みづらいという意見が多くあります。 そこで、 全てのニュースを掲載できなくなったこの時点で、 資料的価値よりは“読み物”としての価値に重点を置き、 できる限り原版のサイズで掲載することにしました。
以上の方法によって、 書籍のボリュームとしてはVol. 2のレベルとなりました。 Vol. 3、 Vol. 4よりは相当読みやすく、 実用的なものになっていると思います。 資料として活用される場合は、 都市計画事業地区をフォローしている行政作成の資料集を併せて参照していただければと思います。
〈Vol. 4までの編集方法〉
「明日の西宮」は、 9号を掲載。 西宮市内の各地区ごとの復興調査(今回は森具地区)を詳細に掲載するとともに、 ネットワークの活動状況を掲載しています。
「りんりん」は6〜8号を掲載。 市外、 県外へ避難している被災者の生の声や、 これらの人達のネットワークの活動(行政への陳情、 被災者同士の交流など)、 行政の首長の巻頭言等を掲載しています。
「AAN NEWS」は、 17〜19号まで。 ネットワークの会員からの意見や区画整理地区(中央地区)での地元支援活動の報告等を行っています。
「復興まちづくりニュース」は、 再開発が行われる六甲道駅南地区に隣接する桜口・備後町3丁目まちづくり協議会のニュースで、 3〜4号を掲載。 この期に開催したブロック別の集会の内容について知らせています。
「灘中央地区まちづくり協議会ニュース」は、 6号を掲載。 住民の復興まちづくりへの意識の高揚を図ることなどを目的に、 住民がまちの被災・復興状況を自分の足で調査する「まちの点検隊」が実施された状況や、 バリアフリーのコンペが実施されることなどを掲載しています。
「TOR ROAD NEWS」は、 震災後1年目にあたる1月17日に結成されたトア・ロード地区まちづくり協議会が発行するニュースで1〜2号を掲載。 この間実施されたアンケート調査結果などについて知らせています。
「真野っこガンバレ!」は、 49〜61号を掲載。 震災後の95年3月6日より欠かさず週刊で発行し続けています。 地区内での身近な出来事や生活情報、 住宅再建の取り組み―東尻池7丁目の共同建替えなどについて、 きめ細かく掲載しています。
「Weekly Needs」は、 vol. 3・No. 3までの6号分を掲載。 長田区の住民を対象にし、 きめ細かな生活情報の提供を行っています。 今回新たにVol. 3として出発し、 長田区外の仮設住宅への配布も行っています。
「ひまわり」は、 長田区大道周辺地区のニュースで13〜15号を掲載。 街区ごとの共同再建の取り組みの状況や、 復興まちづくり相談所の周りに蒔いた花の開花状況などについて知らせています。
「希望」は長田東部まちづくり協議会発行のニュースで、 5号を掲載。 まちづくり提案がまとまったことや、 住民の意見などについて知らせています。
「西須磨まちづくり」は、 14号を掲載。 地区内の都市計画道路整備の問題について、 住民集会や神戸市との意見交換の内容などについて掲載しています。
「六甲1」、 「六甲町二」、 「あらくさ」(六甲町3)、 「六甲町4・5」、 「稗原町2・3・4」、 「森後町3」、 「永手5」の各まちづくりニュースは、 区画整理地区に指定された六甲道駅北地区の地元協議会が発行するもので、 この間ほぼ足並みをそろえてまちづくり提案がまとまり、 神戸市に提出された経緯や案の内容などについて掲載しています。 代表として「六甲1」の最新ニュースを掲載するとともに、 その他の地区については最新号の1面を紹介しています。
「いしずえ」は、 区画整理地区に指定された六甲道駅西地区の協議会が発行するニュースで、 この期には7〜11号まで発行(掲載は11号の1面のみ)。 事業計画が決定され、 今後のまちづくりに向けて勉強会や地区計画指定に向けた取り組みが進められています。
「ふれあい」、 「深田4南」、 「深備5」、 「桜備4」、 「さくら5」の各ニュースは、 六甲道駅南の第2種市街地再開発事業地区に指定された協議会のニュースで、 震災後から課題の中心であった地区全体の公園・道路の計画案が決定し、 その内容を掲載しています。 代表として連合協議会のニュースである「ふれあい」を掲載するとともに、 そのほかについては最新号の第1面を紹介しています。
「ひこばえ」、 「すいせん」は、 区画整理地区に指定された御菅地区の協議会が発行するニュースで、 それぞれ4号、 3号を掲載。 どちらも地区の将来像(案)について紹介しています。 特に「すいせん」には6ページにわたる将来像(案)の説明と関連する検討事項、 疑問等がていねいに紹介されています。
「川西・大道(南)4」、 「川西通5・大道通5」、 「細田町4・5」、 「神楽町3」、 「神楽町4」、 「神楽町5・6」、 「松一」、 「水笠通1」、 「御屋敷1」、 「御屋敷通2」、 「水笠通1」、 「水二」、 「水笠通3」の各まちづくりニュースは、 区画整理地区に指定された新長田駅北地区(五位池線以東)の協議会が発行するものです。 この間にこれらの地区では事業計画の縦覧が行われ、 一部の街区では共同建替えの取り組みも始まっています。 協議会のまちづくり提案として「神楽町5・6」のニュース(第5号)を掲載し、 他の協議会については最新号の1面を紹介しています。
「御屋敷通4」、 「御屋敷通5」、 「水四」、 「水5」、 「水笠6」、 「松野通2」、 「松野通3」、 「松野通4」の各まちづくりニュースは、 区画整理地区に指定された新長田駅北地区(五位池線以西)の協議会が発行するもので、 五位池線以東エリア同様事業計画の縦覧が行われました。 部会に分かれ住宅再建の共同した取り組みが行われている協議会も出てきています。 いずれのニュースも最新号の1面を紹介しています。
「戸崎通3」、 「千歳町4・常盤町4」、 「大田町1」、 「西代通4」の各まちづくりニュースは、 区画整理地区に指定された鷹取東地区(JR線以北)の協議会が発行するもので、 まちづくり案の検討、 住宅再建に向けた勉強会などの取り組みについて掲載しています。 いずれのニュースも最新号の1面を紹介しています。
「香炉園森具地区まちづくり協議会だより」は、 12号を掲載。 区画整理地区に指定された協議会発行のニュースで、 事業計画決定の状況などについて知らせています。
「広報わかみや」は、 改良事業地区に指定された若宮地区の協議会ニュースで、 8号を掲載。 まちづくりアンケートを経て、 まちづくり提案の検討に向けた活動の報告を行っています。
「新長田駅北地区のまちづくりニュース」は、 神戸市が発行するもので、 2号を掲載。 区画整理区域における事業計画(案)の内容について掲載しています。
「北口北東まちづくりニュース」は1号、 2号、 16号を掲載(1、 2号は区画整理、 再開発の合同でタイトルは「お知らせ」)。 区画整理事業の都市計画案、 事業計画案を紹介しています。 現在20号まで発行。
「森具まちづくりニュース」は、 18号の1面を掲載。 区画整理の事業計画が決定され、 その後の取り組み状況について知らせています。
「きたぐち北東復興プレス」は、 西宮市、 住宅・都市整備公団が発行するニュースで、 11号の1面を掲載。 再開発区域で事業計画認可に向けた取り組み状況などについて掲載しています。
「西部地区震災復興まちづくりニュース」は、 芦屋市が発行するニュースで、 3号、 8号を掲載。 現在10号まで発行。 市のまちづくり素案について掲載しています。
「中央地区震災復興まちづくりニュース」は、 芦屋市が発行するニュースで、 10号を掲載。 現在13号まで発行。 市の計画案の4回にわたるブロック別説明会やアンケートを経て、 市の都市計画変更案について掲載しています。
「富島震災復興ニュース」は、 北淡町が発行するニュースで、 4号、 13号を掲載。 現在21号まで発行。 町の区画整理案や、 区画整理をめぐる地元住民組織との話し合いなどの状況について掲載しています。
「復興かわらばん」は、 被災者復興支援者会議が発行するニュースで、 6〜7号を掲載。 第5回提案の内容や支援者会議メンバーの思いなどについて掲載されています。
「GREEN HIGHTS SUMIYOSHI再建ニュース」は、 今回新たに掲載したマンション再建のニュースで、 自力再建に向けた取り組みの経緯を詳しく掲載しています。
「HAR(はる)基金」は、 (財)まちづくり市民財団が発行するニュースで、 1号を掲載。 被災地の復興まちづくりへの支援を目的としたHAR基金への寄付の呼びかけなどを掲載しています。