蓑原敬、河合良樹、今枝忠彦著

街 は 要 る !

中心市街地活性化とは何か

カバーイメージ

2000年2月10日刊行
A5判/256ページ/並製
定価 本体2700円+税
ISBN4-7615-2231-3
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「商店街活性化」だけでは未来がない

活性化三法施行後も、各地で悪戦苦闘が続いている。あえて言えば、中心市街地活性化=商店街活性化と考えていては未来はない。必要なのは豊かな街住いとコンパクトな都市づくりに向けた戦略的な政策であり、市民全体の合意と参加を見据えた取組みである。

「街を考えるためのキーワード」も併載


蓑原敬氏らが講演と討論



書 評



目  次

 はしがき

第1部 街への思い

第1章 街は要る 15

 1・1 街とは何だったか  1・2 何が街を壊したのか
 1・3 街の崩壊がもたらすもの
 1・4 なぜ街を再生するのか
 1・5 では、どうすれば良いか

第2章 ある街の命運 63

 2・1 富山市で考える
 2・2 市街地の発生と成長
 2・3 都市中心部の現在
 2・4 都心地区の整備
 2・5 中心市街地の活性化問題

 2・6 都市中心部再生のための政策

第3章 街の甦りのために 117

 3・1 地方都市中心部再生のための政策提案
 3・2 国レベルでの提案
 3・3 地方のレベルでの政策

第2部 街を考えるためのキーワード

基本的な視点 163

1 都市化14 戦災復興
2 産業構造の変化15 都市計画マスタープラン
3 核家族化と高齢化の進行16 商業政策
4 市街地の拡大と拡散17 中心市街地活性化三法
5 モータリゼーションの進展18 TMO
6 日本の市・町・村19 行政の縦割り
7 人口集中地区20 生き残る商店街
8 都市計画区域21 成熟計画
9 都市圏22 コンパクト都市
10 日本の都市の形成23 NPO
11 流通革命24 街づくりの専門家
12 大規模店舗25 まちづくり会社
13 市街化調整区域の開発26 コミッショナー方式

富山市を例に 194

27 城下町39 交流人口
28 鉄道40 パーソントリップ調査
29 大土木工事41 公共交通機関
30 都市計画事業42 乗用車
31 官庁・業務街43 歩行者通行量
32 戦災復興土地区画整理事業44 容積率
33 市街化45 用途別建物床面積
34 再開発事業46 住宅密度
35 都市中心部の区域47 中心商店街
36 居住人口48 都心的施設
37 従業人口49 景観会議
38 商圏
 

街居住をめぐって 223

50 街居住の時代
    都市膨張の時代から都市凝縮の時代に
    都市拡散の力
    中心市街地の活性化
    街居住のモデル・プロジェクトの充たすべき条件
    現実的な隘路と可能性

51 街居住問題を考える枠組
    「集合住宅」とは何か
    住宅の集合形式の変化動因
    「街型」と「田園・水辺型」へ分化する住宅
    団地≠ナはなく街≠つくる
    都心居住をめぐって

 エピローグ―混沌のユートピア
 あとがき
 著者紹介
 

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