産業観光の手法
企業と地域をどう活性化するか
目 次
第1章 産業観光は地域の未来を拓く1 いま、なぜ産業観光が注目されるのか (1)産業観光の誕生
(2)産業観光が注目される社会的背景
(3)脚光を浴びる世界遺産
2 「産業観光」とは何か (1)産業観光の定義とその変遷
(2)産業観光の対象(素材)
(3)産業観光の「編集視点」
3 産業観光の経済社会的意義と効果 (1)産業観光のさまざまな効果
(2)産業観光は、地域再生の切り札となる
4 ニューツーリズムとしての産業観光の特性 (1)ニューツーリズムの概念と産業観光
(2)ニューツーリズムに対する運営者側と消費者の意識ギャップ
(3)ニューツーリズムの認知と参加率との関係
(4)産業観光の「リピート特性」
第2章 顧客側からみた産業観光の可能性1 産業観光はどの程度知られているのか〜1万人のスクリーニング調査から〜 (1)産業観光の認知度
(2)産業観光の参加体験(参加率
(3)産業観光への今後の参加意向
(4)今後、参加したい産業観光の種類
2 産業観光はどのように楽しまれているのか〜参加経験者2千人の本調査結果から〜 (1)産業観光の参加経験
(2)参加の動機と方法
(3)同行者と予約方法
(4)料金・ガイド
(5)お土産
(6)満足度と今後の参加意向
3 産業観光の顧客属性からみた新たな可能性 (1)顧客調査結果のまとめ
(2)顧客属性からみた産業観光の新たな可能性
第3章 企業等からみた産業観光の意味と意義 −産業観光のビジネスモデル−
1 産業観光の近年の動向 (1)産業観光に取り組む企業の狙い〜過半はCSR(企業の社会的責任)と広報〜
(2)産業観光の年間参加者数は7千万人超
(3)事業収益をあげている企業は全体の約12%〜食品・飲料・繊維では約3割〜
(4)訪日客の誘客手段としての産業観光
2 産業観光の事例とその魅力 〜いくつかの戦略視点〜 (1)企業の広報・CSRとしての産業観光
(2)企業ビジネスとしての産業観光
(3)企業および製品ブランド化のための産業観光
(4)地域投資機会としての産業観光
(5)最先端技術・産業を観光交流に活かす
(6)産業・技術をアート(芸術)で魅せる
(7)工場夜景が新しい資源に
3 企業等からみた産業観光のいくつかの方向性〜企業単体の取り組みから産地組合や地域推進協議会まで〜
第4章 産業観光とまちづくり・まちづかい1 産業観光資源の特性に注目した活用の視点 (1)鉱山都市の資源とその活用
(2)内陸繊維都市の資源とその活用
(3)電源地域の資源とその活用
(4)港湾都市の資源とその活用
(5)大消費都市の資源とその活用
(6)田園地域の資源とその活用
2 「まちづかい」のための編集視点 (1)労働者の暮らしと娯楽に着目
(2)近代化・都市化にともなう観光・レジャーの歴史的資源を活かす
(3)固有の景観・アートを活かす
(4)「職人・匠の技」を活かす
(5)「産業ミュージアム」を核としたまちづくり
(6)「生業(なりわい)」を活かす
3 産業観光をまちづくり・まちづかいに活かすための課題 (1)「歩く・歩ける」まちづくり
(2)産業観光資源のネットワーク財としての特質を活かす
(3)観光客動線を考えたモーダル・ネットワークの形成
(4)住民主体のまちづくりにどう繋げるか
おわりに─産業観光の新たな可能性
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