[東日本大震災・原発事故]復興まちづくりに向けて


復興に向けて

室崎 益輝「被災者主体の復興への道筋」……8

 復興議論の落とし穴  / 真の復興とは
 歴史的な知恵に学び、世界の英知を集める  / 復興計画の戦略とデザイン

濱田甚三郎「復興の話し合いをする場をいかにつくるか〜仮設市街地をめざして」……25

 長洞の仮設住宅への協力  / 仮設市街地づくりは今からでも遅くない〜さまざまな提言
 話し合いの支援者をコミュニティに送ろう

加藤孝明「個々の復興と全体の復興をどう繋ぐか」……36


 右肩下がりに差し掛かった時代におきた超巨大災害  / 復興・防災計画の基本
 被災者に多様な選択肢を提示する  / コミュニティレベルから全体が見えるようにする

 原発事故に対してプランナーがすべきこと  / 東京の防災について考えなおすべき点

中林一樹「被災コミュニティと日本全体の二元復興」……50

 いま、日本が問われていること  / コミュニティベースの復興
 日本全体の事前復興  / アジアへの開国も視野に入れた産業立地を東北で

11年5月20日シンポジウムより「私たちは何ができるのか」……62

 原発事故について  / 住民の意思を復興まちづくりに反映する仕組み
 東北への眼差しのあり方  / 再び支援する仕組みについて
 津波を受けた地区に戻るという選択は?  / 息の長い活動へ

基本的視座を問う

支援のあり方

江川直樹「一つに決めてしまわないほうが良い」……86

小浦久子「「与えられるもの」ではなく「獲得するもの」と感じられるような復興を」……89

北原啓司「復興支援のプラットフォームが必要」……94

真野洋介「今動いている人たちを支援し、連携したい」……98

久 隆浩「被災者自身が復興を担える形での支援を考える」……99

小泉秀樹「被災市街地再生担い手支援事業の提案」……103


復興まちづくりの基本

敷田麻実「急ぎすぎは禁物」……105

鳴海邦碩「今は基礎調査の時」……109

佐藤 滋「まちづくりと産業再生を両輪で考える」……113

大西 隆「住民の参加と主導で産業の復活と安全なまちを目ざすべき」……116

後藤春彦「漁村の復興を考える」……119


仮設、復興住宅、都市計画・防災事業

三舩康道「防災・復興計画の基本を考える」……123

石東直子「10年かけて復興住宅、街のあり方を考えよう」……126

山口憲二「阪神淡路、玄界島とは違う今回の復興事業」……130

難波 健「被災者・行政・専門家の連携が見えてこないのは何故?」……133

中山久憲「困難な情況だが、被災地の行政がもっと頑張って欲しい」……136


産業・文化の再生

佐々木一成「地域主導で、まちづくりと産業振興の一体化を」……141

金丸弘美「まちづくりと地域の市場形成」……145

三橋重昭「商店街の価値を見直す」……148

後藤和子「目に見えない文化やクリエイティブ産業を復興の力に」……150

細内信孝「被災地の地域コミュニティをコミュニティ・ビジネスで再生する」……152

太田正隆「観光はどうなるか、果たすべき役割は」……155

真板昭夫「エコツーリズムでできる地域支援の形」……159

大社 充「観光まちづくりの発想を転用した「復興まちづくりプラットフォーム」の設立を」……161

椎原晶子「地道な活動を続ける中で連携を深めたい」……165


復興と日本のあり方

高見澤邦郎「3・11の意味」……168

大方潤一郎「21世紀型ライフスタイルに合ったまちづくりとは」……171

蓑原 敬「大震災は日本にとって第三の節目」……176

五十嵐敬喜「町は必ず復興できる」……185

植田和弘「人間と人間、人間と自然との共生を考えた分権型復興を国が支えるべき」……194

佐々木雅幸「環境と代替エネルギー、都市の文化的な影響力を核にした総合計画が必要」……200


産業、エネルギーの自律分散へ

野口和雄「国土政策の大転換で対応すべき」……204

小林郁雄「東日本大震災が教える東京集中の危機」……208

宗田好史「食もエネルギーも自律分散型の地域づくりを」……211

土井 勉「国土構造の改革とコミュニティの再生は車の両輪」……218

中村文彦「これからのエネルギー対策および交通システム」……223

村木美貴「市街化調整区域の問題、地域とエネルギーの問題」……227

高見沢実「緊急時の都市計画が日常的に必要になりつつある」……229