[東日本大震災・原発事故]復興まちづくりに向けて


略歴

室崎益輝

[関西学院大学総合政策学部教授、関西学院大学災害復興制度研究所所長]
44年生まれ、71年、京都大学大学院工学研究科博士課程単位取得退学、71年京都大学工学部助手、神戸大学工学部講師、同助教授、神戸大学工学部教授、神戸大学都市安全研究センター教授、独立行政法人消防研究所理事長、総務省消防庁消防大学校消防研究センター所長を経て、現職。神戸大学名誉教授、〈主な社会活動〉内閣府中央防災会議専門委員会委員、ひょうご震災記念21世紀研究機構参与、大阪市阿倍野防災センター名誉館長、海外災害援助市民センター副代表、日本災害復興学会会長。

濱田甚三郎

[(株)首都圏総合計画研究所代表。都市プランナー]
阪神・淡路大震災後、コンテナを仮設住宅の代用とする運動を推進。東京都都市復興マニュアルづくりに参画、仮設市街地の概念を提案。東京都防災都市づくり推進計画、震災復興グランドデザイン、震災復興マニュアル、山古志集落復興計画、パキスタン・ムザファラバード復興計画等に関与。主な著書に『提言!仮設市街地』(共著、学芸出版社)。

加藤孝明

[東京大学生産技術研究所都市基盤安全工学国際研究センター准教授]
67年愛知県生まれ。東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻博士課程中退。博士(工学)。同大学院助教を経て現職。日本建築学会奨励賞(01年)、地域安全学会論文賞(07年)、日本都市計画家協会楠本洋二賞優秀賞(09年)。主な著書に『まちづくりの近未来』『まちづくりキーワード事典第三版』(共著、学芸出版社)。

中林一樹

[明治大学大学院政治経済学研究科特任教授]
47年生まれ。75東京都立大学工学研究科(建築学専攻)退学後、同理学部地理学科助手、76年の酒田大火をきっかけに都市防災・復興研究を始める。理学部助教授を経て93年都立大学都市研究センター教授、94年から独立大学院都市科学研究科教授を併任。91年ロンドン大学LSE客員研究員。03年より、同研究科長。11年4月より現職。 著書に『路地からのまちづくり』『自治と参加・協働』(共著、学芸出版社)など。

佐藤 滋

[早稲田大学教授、前日本建築学会会長]
49年千葉県生まれ。73年早稲田大学理工学部建築学科卒業、90年教授に就任。早稲田大学都市・地域研究所・所長として、自治体、民間セクター、市民まちづくり組織と実践的な共同研究を行い、市民と専門家が連携する新たなまちづくりの方法の確立に取り組んでいる。主な著書に『まちづくりデザインゲーム』『まちづくり市民事業』(ともに編著、学芸出版社)ほか多数。

鳴海邦碩

[大阪大学名誉教授]
44年生まれ。京都大学大学院修士課程修了。兵庫県技師、京都大学助手を経て大阪大学に。工学博士。都市計画、都市環境デザインが専門。日本都市計画学会元会長。サントリー学芸賞、故奥井復太郎日本都市学会会長記念都市研究奨励賞等を受賞。阪神・淡路大震災の時には学会や関西等の大学に被害実態緊急調査を呼びかけ、実現した。

森崎輝行

[森崎建築設計事務所、日本建築士会連合会まちづくり委員会委員長]
神戸大学工学部建築学科卒、双星社竹腰建築事務所、安藤忠雄建築研究所を経て現職。新開地デザイン委員、野田北部地区まちづくりで地域の相談事および行事に参加。

衛藤照夫

[株式会社ゆう建築設計専務取締役]
建築設計事務所にて医療・福祉施設の企画設計、建築士会他でまちづくり活動に携わる。京都府建築士会会長・大阪市立大学大学院非常勤講師、主な著書に『マネジメント時代の建築企画』(共著)など。

真板昭夫

[京都嵯峨芸術大学教授・観光デザイン研究センター所長、日本エコツーリズム協会理事ほか]
49年生まれ。東京農業大学農学部農学科卒業。生態学、資源管理論、地域開発論、エコツーリズム論/その個性的な髪型から、西表島のおばあさんに「もじゃもじゃにーに」との呼び名をもらう。しかし長くて覚えにくいため「もじゃにーMOJANI」を略称とする。フジテレビKIDSクラブ「ふしぎな森のふしぎ先生」としてのコラムも執筆中。 主な著書に『宝探しから持続可能な地域づくりへ』(共著、学芸出版社)。

小浦久子

[大阪大学大学院准教授]
民間建設コンサルタント勤務において大阪・関西の開発・都市計画に携わり、92年より大阪大学工学部助手。97年より現職。専門は都市計画・環境デザイン。技術士(都市および地方計画)。『まとまりの景観デザイン』(学芸出版社』『景観まちづくり最前線』(共著、学芸出版社)など。

小林郁雄

[神戸山手大学教授。まちづくり株式会社コー・プラン取締役アドバイザ、阪神・淡路大震災記念人と防災未来センター客員研究員]
阪神・淡路大震災の折りにはいち早く民間プランナーを中心とした「阪神大震災復興市民まちづくり支援ネットワーク」を立ち上げた。

江川直樹

[建築家・関西大学教授]
74年早稲田大学理工学部建築学科卒業、76年早稲田大学大学院理工学研究科建築学専攻・修士課程修了、77年〜82年(株)現代計画研究所(東京)、82年(株)現代計画研究所大阪事務所開設。04年関西大学工学部建築学科教授(07年改組により環境都市工学部建築学科教授)。08年関西大学先端科学技術推進機構内に、地域再生センター開設、所長に就任(兼任)。阪神・淡路大震災の時に被災。その後、マンション再建、復興住宅等の計画・設計に携わった。

北原啓司

[弘前大学大学院地域社会研究科教授、教育学部副学部長]
56年三重県生まれ。東北大学大学院工学研究科博士課程単位取得修了後、東北大学工学部建築学科助手を経て、94年より弘前大学で都市計画、コミュニティデザインの研究と実践を手がける。一級建築士。博士(工学)。著書に『中心市街地再生と持続可能なまちづくり』(共著、学芸出版社)『対話による建築・まち育て』(共著、学芸出版社)、まちづくり教科書『まちづくり学習』(責任編集、丸善)、『中心市街地活性化三法改正とまちづくり』(共著、学芸出版社)、『まち育てのススメ』(弘前大学出版会)など。

真野洋介

[東京工業大学大学院社会理工学研究科社会工学専攻准教授]
71年生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業、同大学院博士課程修了。東京理科大学助手等を経て、現職。博士(工学)。06年、科学技術分野の文部科学大臣表彰若手科学者賞受賞。著書に『同潤会のアパートメントとその時代』(鹿島出版会、共著)、『復興まちづくりの時代』(建築資料研究社、共著)、『復興まちづくり』(分担執筆、丸善)、『路地からのまちづくり』(分担執筆、学芸出版社)、『まちづくり市民事業』(学芸出版社、共著)など。

久 隆浩

[近畿大学総合社会学部教授(環境系専攻)、近畿大学国際人文科学研究所教授(兼任)]
81年大阪大学工学部環境工学科卒業。86年大阪大学大学院工学研究科環境工学専攻博士後期課程修了。工学博士。21世紀ひようご創造協会主任研究員、大阪大学助手、近畿大学理工学部助教授(土木工学科)、教授(社会環境工学科)を経て現職。主な著書に『都市デザインの手法』(共著、学芸出版社)『21世紀の都市像―地域を活かすまちづくり』(共著、古今書院)『学生のためのボランティア論』(共著、大阪ボランティア協会)『自治都市・大阪の創造』(共著、敬文堂)など。

小泉秀樹

[東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻准教授]
64年東京都生まれ。東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻博士課程修了後、97年から東京大学大学院講師(都市工学)、 07年より現職。博士(工学)。研究成果を踏まえつつ多くの市民団体、自治体とまちづくり・都市計画の実践に取り組んでいる。著書に『スマートグロース―アメリカのサスティナブルな都市圏政策』(編著、学芸出版社)ほか。

敷田麻実

[北海道大学観光学高等研究センター教授]
博士(学術)。主な著書に『観光の地域ブランディング〜交流によるまちづくりのしくみ』(編著、学芸出版社)『地域からのエコツーリズム―観光・交流による持続可能な地域づくり』(編著、学芸出版社)『北東アジア観光の潮流』(分担執筆、海文堂)『観光社会文化論講義』(分担執筆、くんぷる)『沖縄―21世紀への挑戦』(分担執筆、岩波書店)など。

大西 隆

[東京大学大学院教授、東日本大震災復興構想会議委員。東京大学大学院博士課程修了、長岡技術科学大学助教授、AIT助教授、MIT客員研究員、東京大学助教授、同教授、同先端科学技術研究センター教授を経て、08年から現職。東大まちづくり大学院コース長。国土審議会、産業構造審議会委員。専門分野は、国土計画、都市計画。著書に『逆都市化時代』(学芸出版社)『人口減少時代の都市計画』(編著、学芸出版社)など。

後藤春彦

[早稲田大学創造理工学部長、教授]
57年生まれ。早稲田大学大学院博士課程修了。工学博士。三重大学工学部助教授、早稲田大学理工学部助教授等を経て、98年より現職。著書に『景観まちづくり論』(学芸出版社)『図説 都市デザインの進め方』(共著、丸善)『生活景』(共著、学芸出版社)など。05年日本建築学会賞、11年日本都市計画学会賞(計画設計賞)受賞。

三舩康道

[ジェネスプランニング代表取締役]
49年岩手県生まれ。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。工学博士。95〜96年新潟工科大学教授を経て現職。新潟県中越沖地震柏崎市復興計画に関与、スマトラ島西方沖地震・インド洋津波復興計画特別防災アドバイザー。著書に『防災と市民ネットワーク』『まちづくりの近未来』(学芸出版社、共著)『歴史的遺産の保存・活用とまちづくり〈改訂版〉』(編著、学芸出版社)『地域・地区防災まちづくり』(オーム社)『出会いたい東京の名建築』(新人物往来社)『まちづくりキーワード事典第三版』(編著、学芸出版社)など。

石東直子

[暮らしづくりプランナー。都市計画プランナー。大阪市生まれ神戸育ち、65年大阪市立大学家政学部住居学科卒業、67年神戸大学大学院修士課程修了(都市計画専攻)。技術士(建設部門、都市および地方計画)。(株)市浦都市開発建築コンサルタンツ等に勤務後、84年から2年間、中国天津大学大学院と華中理工大学大学院で都市・住宅環境整備等の講義。86年石東・都市環境研究室を開設、現在に至る。最近は「技術士改め折り紙師」として、国内外で折紙教室と作品展を開催。

山口憲二

[(有)まち計画山口研究室主宰]
48年京都生まれ。76年神戸大学大学院工学研究課修士課程修了。都市・計画・設計研究所を経て、ボローニャ大学へ遊学のあと、同研究室設立。阪神淡路大震災からの復興では尼崎市築地地区、神戸市松本地区などに参加。福岡県西方沖地震の被災地、玄界島の復興に参画。

難波 健

[兵庫県都市計画課建築調整専門員。神戸国際大学非常勤講師]
48年大阪生まれ。東北大学工学部建築学科卒。73年から兵庫県職員、主に都市政策・都市計画行政に従事、09年退職。博士(工学・大阪大学)。一級建築士。主な著書に『人口減少時代における土地利用計画〜都市周辺部の持続可能性を探る』(共著、学芸出版社)など。

中山久憲

[(社)神戸市都市整備公社こうべまちづくりセンター長]
49年神戸市兵庫区生まれ。大阪大学大学院工学研究科土木工学専攻修了(工学修士)、埼玉大学大学院政策科学研究科修了(政治学修士)、94年神戸市兵庫区役所まちづくり推進課長、97年神戸市都市計画局計画部まちづくり支援担当主幹、01年神戸市都市計画局計画部計画課長、02年神戸港埠頭公社工務部長、05年神戸市都市計画総局区画整理部長、07年神戸市都市計画総局市街地整備部長、08年神戸市都市計画総局参与(市街地整備担当)、10年神戸市退職後、現職。

佐々木一成

[観光アナリスト]
53年兵庫県生まれ。筑波大学大学院経営・政策科学研究科博士課程修了。慶應義塾大学大学院経営学修士(MBA)。専門は観光政策、観光創造論、地域経営論。76年日本開発銀行(現(株)日本政策投資銀行)入行。10年東京国際空港ターミナル(株)常務取締役(現職)。地域ツーリズム研究会主宰。主な著書に『観光振興と魅力あるまちづくり』『地域ブランドと魅力あるまちづくり』(ともに学芸出版社)。

金丸弘美


[食環境ジャーナリスト、食総合プロデューサー]
52年佐賀県唐津市生まれ。日本ペンクラブ会員、ライターズネットワーク相談役。執筆活動のほか食育と地域づくりを連携させた食のワークショップのプランニングから、プロモーション、ツアーへの展開といった食のアドバイザー事業、また学校を対象とした公開授業、大学から幼稚園まで各学校での食の講師なども手掛ける。農業、食材に関してはここ18年で北海道から沖縄まで全国の農村や町など900ヵ所を巡る。主な著書に『田舎力〜ヒト・夢・カネが集まる5つの法則』(NHK出版生活人新書)『地域ブランドを引き出す力 トータルマネジメントが田舎を変える!』(合同出版)など。

三橋重昭

[NPO法人まちづくり協会理事長、前NPO法人日本都市計画家協会理事、(有)シーエルシー(商業・まちづくり研究所)代表取締役]
44年生まれ。神奈川大学経済学部卒業。(株)URAP(地域商業・ショッピングセンター等に関するシンクタンク)、(株)鈴屋を経て、87年独立。経済産業大臣登録中小企業診断士、日本ショッピングセンター協会SC経営士(第1期)、中小企業基盤整備機構登録アドバイザー(商店街他)。主な著書に『よみがえる商店街』(学芸出版社)。

後藤和子

[埼玉大学経済学部・経済科学研究科教授、国際文化経済学会(ACEI)理事、文化経済学会〈日本〉会長、『文化経済学』編集長(〜10年)。京都大学理学部卒業、同大学院経済学研究科博士課程修了。博士(経済学)。埼玉大学経済学部助教授、エラスムス大学(オランダ・ロッテルダム)客員教授を経て現職。

細内信孝

[コミュニティビジネス総合研究所代表取締役所長、コミュニティ・ビジネス・ネットワーク理事長、法政大学大学院政策創造研究科兼任講師]
日本のコミュニティ・ビジネス提唱者。著書に『新版コミュニティ・ビジネス』(学芸出版社)『地域を元気にするコミュニティ・ビジネス』(編著、ぎょうせい)『コミュニティ・ビジネス起業マニュアル』(共著、ぎょうせい)『ソーシャルインクルージョンと社会起業の役割』(編著、ぎょうせい)『みんなが主役のコミュニティ・ビジネス』(編著、ぎょうせい)ほか多数。http://www.hosouchi.com

太田正隆

[GMTツーリズム総合研究所所長]
明治大学大学院政治学研究科博士前期課程修了。株式会社ICSコンベンションデザイン入社。国際会議、イベント、展示、トレードショー、企業インセンティブ等の企画・運営、インバウンドおよびコンベンション誘致、MICE振興、イベントプロモーション計画策定等。マーケティング部長、コンベンション総合研究所所長を経て、11年よりJTBグローバルマーケティング&トラベルへ出向(現職)。国際交流拡大のためのMICE推進方策検討会委員(観光庁)をはじめMICE関連分野の各種委員歴任。主な著書に『観光まちづくりのマーケティング』(共著、学芸出版社)。

大社 充

[NPO法人グローバルキャンパス理事長]
61年兵庫県生まれ。85年京都大学卒。87年からエルダーホステル協会の創設に参画。まちおこしや地域づくりに役立つプログラムづくり、自然や歴史文化を活かした着地型集客コンテンツの開発に取り組んで20年目を迎える。主な著書に『体験交流型ツーリズムの手法』(学芸出版社)。

椎原晶子

[特定非営利活動法人たいとう歴史都市研究会副理事長、晶地域文化研究所代表、地域プランナー]
神奈川県生まれ。東京藝術大学美術学部芸術学科卒業、同大学院環境造形デザイン専攻修士課程修了、同博士課程単位取得退学。89年より、まちづくりグループ谷中学校運営人、(株)山手総合計画研究所勤務の後、 00年より東京藝術大学大学院美術研究科文化財保存学保存修復(建造物)専攻等非常勤講師。著書に『新・町並み時代』(共著、学芸出版社)、『路地からのまちづくり』(共著、学芸出版社)など。11年日本都市計画家協会第3回楠本洋二賞最優秀賞受賞。

高見澤邦郎

[東京都立大学(首都大学東京)名誉教授]
42年生まれ。68年東京都立大学工学研究科建築学専攻修士課程修了。東京都立大学大学院教授を06年に定年退職。08〜11年明治大学客員教授。工学博士。

大方潤一郎

[東京大学都市工学科教授]
54年川崎市生まれ、東京都大田区育ち。東京大学工学部都市工学科・同大学院博士課程を経て、同助手、横浜国大助手・講師・助教授(工学部建築学科)、 96年東京大学都市工学科助教授、99年から教授、現在に至る。専門は都市計画、土地利用計画。ここ数年の主たる研究関心は、「まちづくり条例」の策定・運用を通じた都市成長管理・既成市街地更新管理、都市農村総合土地利用計画、持続可能な都市空間の形成、少子高齢化社会対応のまちづくり、など。主な著書に『都市計画 根底から見直し新たな挑戦へ』(共著、学芸出版社)。

蓑原 敬

[蓑原計画事務所主宰。都市プランナー]
33年生まれ。60年建設省入省。住宅局、都市局で政策立案に従事。茨城県の住宅課長、都市計画課長として現場を経験。85年住宅局住宅建設課長で退官。89年(株)蓑原計画事務所を設立、主宰。04年、都市計画と住宅政策を結びつけた業績により都市計画学会石川賞を受賞。 最新刊に『都市計画 根底から見なおし新たな挑戦へ』(編著、学芸出版社)。

五十嵐敬喜

[法政大学法学部教授。弁護士。内閣官房参与。東日本大震災復興構想会議検討部会専門委員]
44年山形県生まれ、早稲田大学法学部卒業。専門は都市政策、公共事業論、政治学。不当な都市計画や建築に対して市民の立場からの弁護活動を行なう。また、従来の公共事業に対する鋭い批判を行ない“公共事業見直し”の流れをつくった。人間をないがしろにする日本のシステムに一貫して立ち向かってきた。著書に『美の条例〜いきづく町をつくる』(学芸出版社)、『美しい都市をつくる権利』(学芸出版社)、『美しい都市と祈り』(学芸出版社)、『都市はどこへ行くのか』(建築資料研究社)、『五十嵐敬喜 憲法改正論』(日本経済評論社)など多数。

植田和弘

[京都大学大学院経済学研究科教授。東日本大震災復興構想会議検討部会専門委員]
52年香川県生まれ。京都大学工学部卒業、大阪大学大学院博士課程修了。97年より京都大学大学院経済学研究科教授。02年より同地球環境学堂教授と両任。専攻は環境経済学・財政学。著書に『廃棄物とリサイクルの経済学』(有斐閣)『環境経済学 (現代経済学入門)』(岩波書店)『環境マネジメントとまちづくり〜参加とコミュニティガバナンス』(共編著、学芸出版社)『持続可能な地域社会のデザイン』(編著、有斐閣)など。92年国際公共経済学会賞、93年公益事業学会奨励賞、97年廃棄物学会著作賞、06年環境科学会学術賞受賞。

佐々木雅幸

[大阪市立大学大学院創造都市研究科教授・都市研究プラザ所長]
49年生まれ。京都大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科博士課程修了、博士(経済学)。大阪経済法科大学経済学部専任講師、金沢大学経済学部助教授、同教授、ボローニャ大学客員研究員、立命館大学政策科学部教授を経て現職。英文学術ジャーナルCity, Culture and Society編集長、文化経済学会会長(08〜10年)。99年度金沢市文化活動賞、03年度『創造都市への挑戦』に対して日本都市学会賞。主な著書に『創造都市の経済学』(岩波書店)、『創造都市への展望』(編著、学芸出版社)『CAFE―創造都市・大阪への序曲』(編著)ほか多数。

野口和雄

[都市プランナー]
53年横浜市生まれ。 76年法政大学法学部卒。 東京都立大学都市計画研究室研究生を経て、 現職。現在、 自治体のマスタープランや条例づくり、 再開発、 区画整理、 地区計画のほか調査研究にかかわっている。 主な著書に、 『解説と運用法・改正都市計画法』(自治体研究社)、『美の条例〜いきづく町をつくる』(共著、学芸出版社)など。

宗田好史

[京都府立大学人間環境学部准教授]
56年浜松市生まれ。法政大学工学部建築学科、同大学院を経て、イタリア・ピサ大学・ローマ大学大学院にて都市・地域計画学専攻、歴史都市再生政策の研究で博士(工学、京都大学)。国際連合地域開発センターを経て、93年より現職。国際記念物遺産会議理事、東京文化財研究所客員研究員、国立民族学博物館共同研究員などを歴任。主な著書に『創造都市のための観光振興』『町家再生の論理』『中心市街地の創造力』(以上、学芸出版社)など。

土井 勉

[京都大学大学院工学研究科安寧の都市ユニット特定教授]
50年京都市生まれ。名古屋大学卒業(工学部土木工学科)、同大学院工学研究科修士課程修了。京都市役所、阪急電鉄株式会社に勤務、主に都市計画やまちづくりに関わる事業やコンサルティングを担当。 04年から神戸国際大学経済学部都市文化経済学科教授。10年より現職。

中村文彦

[横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院教授]
62年新潟市生まれ。東京大学工学部都市工学科卒業、同大学院修士課程修了。工学博士。東京大学助手、アジア工科大学助教授、横浜国立大学助教授を経て、04年より教授、11年より現職。都市交通計画、交通施設計画、開発途上国の都市計画などを専門とする。主な著書に『バスでまちづくり』(学芸出版社)『コミュニティバスの導入ノウハウ』(監修、現代文化研究所)『都市交通計画第二版』(共著、技報堂出版)『まちづくりキーワード事典第三版』(共著、学芸出版社)など。

村木美貴

[千葉大学千葉大学大学院工学研究科建築・都市科学専攻准教授]
91年日本女子大学大学院家政学研究科修士課程住居学専攻修了。(株)三和総合研究所を経て、横浜国立大学大学院工学研究科博士課程計画建設学専攻修了。博士(工学)。東京工業大学大学院助手、ポートランド州立大学客員研究員を経て、02年より現職。著書に『英国都市計画とマスタープラン』『地方分権時代のまちづくり条例』(以上、共著、学芸出版社)など。

高見沢実

[横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院教授]
58年愛知県生まれ。86年東京大学大学院博士課程修了。博士(工学)。横浜国立大学工学部助手、東京大学講師、助教授を経て96年より横浜国立大学助教授。08年より教授、11年より現職。著書に『イギリスに学ぶ成熟社会のまちづくり』(学芸出版社)『初学者のための都市工学入門』(鹿島出版会)『都市計画の理論』(編著、学芸出版社)など。