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表28・2 大阪市・総合設計(公開空地整備)ガイドライン
(共通の歩道状空地のもの)




連続的な歩行者空間が形成されるよう公共歩道及び隣接地での公開空地及び船場建築線による歩道等の空地整備との調和と一体化に努め、舗装面の段差、素材、植栽などに留意して計画する。

  • 連続的な歩行者空間が形成されるよう、位置、幅員、舗装面の素材、街路樹などに留意して計画する。
  • 広場状公開空地や他の歩道状空地と有効に連絡させる。
  • エントランスや搬入路、駐車場入口など車路による分断は最小限にとどめる。
     夜間も安全に通行できるよう配慮する。
  • 街路照明を設ける。また必要に応じて街路照明を補完する。


  • 歩道状公開空地には街路樹状の高木植栽を設け、植栽位置は歩行の障害にならないよう留意する。

     特に既存の歩道がある場合には、一体的に利用できるよう、歩道部分と植栽部分の構成に留意する。

    *高さ3.5m以上、目通り幹回り0.2m以上

  • 植栽樹の立上げはできるだけ低く(50cm以下)押さえる。


  • 既存の歩道がある場合には舗装面のレベルを揃え(レベル差を設けない)、官民境界沿にある配水路はグレーチング等の施設により歩行者が一体的に利用できるよう配慮する。

  • 舗装は、色彩・素材等周辺の景観に対する配慮を行った上で、連続性を考慮してなじみやすいものや、より良質な街路空間を形成するものを選びながら、官民境界や他の敷地との境界には、ボーダー材等により見切りを明確にする。
  • 舗装材は以下の点に留意する。
    雨天時にすべりやすい素材は用いない夏期、照り返しの強い素材を避ける明度、彩度の高い色は広い面積に使用しない透水性の高い舗装面であることが望ましい凹凸のある素材を使用する場合は、車椅子による利用者や高齢者の安全を考慮し、平坦な部分とバランスよく構成する



  • 夜間も安全に通行できるよう、街路照明を設ける。また必要に応じて街路照明を補完する。(建物、樹木等へのライトアップ等)
  • 夜間の安全性と快適性を確保するため十分な照明を行う。
  • 街路灯は歩行者の障害にならない位置に設置し、周辺との連続性や調和に配慮したものとする。




  • エントランスや搬入路、駐車場入口など車路による分断は最小限にとどめ、分断する場合は、段差を設けず舗装材等にも留意する。(頻繁に車の出入りがある場合には、危険防止策として、視覚障害者用誘導ブロックの設置や、色による歩車区分、その他の措置を講じる)





  • 公開空地は、公共のために設けられた空間であることを示す標示板を分かりやすい位置に設ける。
  • その他の公共サインも積極的に取入れる。但し、歩行者や利用者の休息を防げないよう留意する。
  • 公開空地の公共性を保つため、公開空地状には原則として看板等広告物を設けない。
(出典:大阪市、『総合設計制度による公開空地整備ガイドライン』'95)
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