地域創造のための観光マネジメント講座

NPO法人 観光力推進ネットワーク・関西(通称:NPO観光力ネット)
観光力を活かしたまちづくりを広く啓発・普及していくことを目的として、2004年日本観光研究学会関西支部の会員が中心となって設立された。産・官・学・市民のネットワークを活かした活動を展開し、観光の普及・発展をはかるための人材育成を行っている。また観光研究者・実践者と観光を学ぶ学生(観光系大学の学生による学生連絡協議会を設置)が協働して関西の観光力を推進している。日本観光研究学会関西支部と連携・協力し行っている事業の主なものに「地域創造のための観光マネジメント講座」(12〜1月開講)、「学生研究発表大会」(2月)、「観光地でのインターンシップ」(随時)など。ウェブサイト:http://www.kankoryoku.jp/

日本観光研究学会(JITR) 関西支部
日本観光研究学会は、観光に関する研究とその連絡・連携および促進を図り、観光研究の発展に貢献することを目的として設立された学術団体である。1986年に「日本観光研究者連合」としてスタートし1994年度に現在の名称になった。関西支部は2003年に設立され、現在、主に関西圏に居住する約200名の会員で構成されている。本部(東京)と連携し、学会活動を積極的に推進するとともに関西における観光研究の発展および地域の観光振興に貢献することを目的としている。またNPO法人観光力ネットワーク・関西とも連携しながら観光人材の育成等を支援している。

執筆者

吉兼秀夫(よしかね・ひでお)
阪南大学国際観光学部教授。1949年山口県生まれ。奈良県明日香村在住。1981年明治学院大学大学院社会学研究科博士課程満期退学。(財)環境文化研究所研究部長を経て1998年阪南大学国際コミュニケーション学部教授就任。2010年より現職。著書に『新しい観光と地域社会』(共編著、古今書院、2000年)ほか。

真板昭夫(まいた・あきお)
北海道大学観光学高等研究センター特任教授。1949年新潟県寺泊生まれ。1973年東京農業大学農学科卒、2001年東京大学農学博士号取得。(財)政策科学研究所、(財)自然環境研究センター、京都嵯峨芸術大学を経て、(株)未来政策研究所大代表取締役(2014年より取締役顧問)。2014年より現職。著書に『観光デザイン学の創造』(共著、世界思想社、2006年)、『宝探しから持続可能な地域づくりへ』(共著、学芸出版社、2010年)ほか。

原一樹(はら・かずき)
神戸山手大学現代社会学部観光文化学科准教授。1976年長崎県生まれ。1999年東京大学文学部卒、2005年同大学院人文社会系研究科博士課程単位取得満期退学。日本学術振興会特別研究員、神戸夙川学院大学観光文化学部准教授等を経て2015年より現職。著書・訳書に『哲学の振る舞い』(共著、東信堂、2010年)、『観光研究のキーコンセプト』(共訳書、現代図書、2014年)ほか。

辻本千春(つじもと・ちはる)
大阪観光大学教授、観光学研究所所長。1953年神戸市生まれ。近畿日本ツーリスト(株)勤務を経て2014年から現職。2014年大阪市立大学大学院創造都市研究科後期博士課程修了。博士(創造都市)。著書に『1からの観光事業論』(共著、碩学舎、2016年)、『都市構造と都市政策』(共著、古今書院、2014年)ほか。

野村佳子(のむら・よしこ)
摂南大学准教授。大阪府生まれ。関西学院大学文学部卒、神戸大学大学院経営学研究科修了。日本航空(株)勤務を経て、2010年より現職。著書に『キャリア開発と人事戦略』(共著、中央経済社、2004年)、『現代 人的資源管理─グローバル市場主義と日本型システム─』(共著、中央経済社、2014年)ほか。

国枝よしみ(くにえだ・よしみ)
大阪成蹊短期大学副学長、観光学科長、教授。日本観光研究学会常務理事兼関西支部長。関西学院大学大学院経営戦略研究科後期課程修了。博士(先端マネジメント)。日本航空(株)、ホテル日航大阪を経て奈良県広報広聴課参事、観光交流局参与。2003年大阪成蹊短期大学観光学科准教授に就任、教授を経て2015年より現職。著書に『これでわかる!着地型観光』(共著、学芸出版社、2008年)、『1からの観光事業論』(共著、碩学舎、2016年)ほか。

森山正(もりやま・ただし)
神戸山手大学現代社会学部教授。事業会社(ホテル、USJ)で取締役等を歴任。阪南大学国際観光学部教授を経て現職。兵庫県朝来市などで地域活性化事業に携わるほか、兵庫県商工会連合会事業審査委員、松原市産業振興ビジョン委員長、JICA観光人材育成事業リーダー などを歴任。著書に『現代の観光事業』(共著、ミネルヴァ書房、2009年)、『観光入門』(共著、新曜社、2011年)ほか。

福本賢太(ふくもと・けんた)
追手門学院大学社会学部教授。1968年兵庫県生まれ。1990年同志社大学経済学部卒、(株)日本交通公社(現(株)JTB西日本)入社。2003年同志社大学大学院総合政策科学研究科博士前期課程修了、2007年神戸夙川学院大学観光文化学部教授を経て、2015年より現職。著書に『現代の観光事業』(共著、ミネルヴァ書房、2009年)ほか。

清水苗穂子(しみず・なほこ)
阪南大学国際観光学部教授。2004年大阪市立大学大学院文学研究科前期博士課程修了。文学修士。近畿日本ツーリスト(株)、アメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc.、羽衣国際大学准教授を経て、2011年より阪南大学国際観光学部准教授、2015年より同教授。著書に『これでわかる!着地型観光』(共著、学芸出版社、2008年)、『生きている文化遺産と観光』(共著、学芸出版社、2010年)ほか。

桑田政美(くわた・まさよし)
神戸国際大学教授。1947年鳥取県生まれ。JTBにて国内企画商品開発・宣伝担当、博覧会、自治体の観光振興事業、MICE事業等多数に携わる。京都嵯峨芸術大学教授を経て2014年より現職。関西学院大学大学院博士前期課程修了(MBA)、大阪市立大学大学院博士後期課程修了(博士・創造都市)。著書に『観光デザイン学の創造』(編著、世界思想社、2006年)、『イベント学のすすめ』(共著、ぎょうせい、2008年)ほか。

高田剛司(たかだ・たけし)
(株)地域計画建築研究所(アルパック)チーム長。1970年埼玉県生まれ。1994年埼玉大学教養学部卒、1996年名古屋大学大学院国際開発研究科博士前期課程修了。技術士(建設部門・都市及び地方計画)。著書に『これでわかる!着地型観光』(共著、学芸出版社、2008年)、『地域のチカラ』(共著、自治体研究社、2009年)。

小阪昌裕(こさか・まさひろ)
(株)地域計画建築研究所(アルパック)主幹。1954年京都市生まれ。1978年京都工芸繊維大学工芸学部住環境学科卒、1980年筑波大学大学院修士課程環境科学研究科修了。著書に『これでわかる!着地型観光』(共著、学芸出版社、2008年)。

金井萬造(かない・まんぞう)
立命館大学経済学部客員教授。1943年大阪府大阪市生まれ。1966年京都大学工学部土木工学科卒。1968年同大学院修士課程修了。1970年(株)地域計画建築研究所入社。1986年京都大学工学博士号取得。2008年立命館大学経済学部教授。2013年より現職。著書に『これでわかる!着地型観光』(共著、学芸出版社、2008年)。

森重昌之(もりしげ・まさゆき)
阪南大学国際観光学部准教授。1972年大阪府豊中市生まれ。金沢大学経済学部、同大学院経済学研究科修士課程を経て、シンクタンクに勤務。その間、北海道大学大学院国際広報メディア・観光学院博士後期課程を修了し、2010年博士(観光学)取得。2011年阪南大学に着任。著書に『観光の地域ブランディング』(共編著、学芸出版社、2009年)、『観光による地域社会の再生』(現代図書、2014年、観光学術学会教育・啓蒙著作賞)ほか。

小長谷一之(こながや・かずゆき)
大阪市立大学大学院教授。1959年生まれ。1982年京都大学理学部卒、1985年東京大学大学院理学系研究科修士課程修了、1989年京都大学大学院文学研究科博士後期課程中退。大阪府立大学講師、大阪市立大学経済研究所・同経営学研究科助教授を経て、2005年より現職。著書に『経済効果入門』(編著、日本評論社、2014年)、『地域活性化戦略』(共著、晃洋書房、2012年)ほか。