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カラーフォトギャラリー・商店街空間の魅力

「くらし」のある風景1


邸宅の石垣を残し1階の商店と上層のマンションとを調和させている
(阪急岡本駅に近く)


 町家型の商店街は日本の都市空間の原点である。京都をはじめ奈良市の「奈良町(ならまち)」や奈良県桜井市の「本町(ほんまち)商店街」には今も風格のある商店が並ぶ。大阪の上町台地や鶴橋では長屋形式の商店に昔ながらの商売と生活が一体となった暮らしが見られる。マンションの下に店舗を設けるタイプはめずらしくないが、京都の北山通りや阪神間の住宅街には比較的しっかりとしたデザインのものが多い。また、近年整備の進んだ長浜大通寺や伊勢のおはらい町では高山などと違って伝統的建築様式を現代の暮らしに合わせつつうまく取り込み優れた街並み空間を現出させている。

 海外でも古くからの街並みを守りつつ、快適な生活空間と美しい商空間や界隈性のある空間をつくりだしているところが多い。

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学芸出版社『タウンリゾートとしての商店街』/ gakugei.kyoto-inet.or.jp

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