福祉のまちづくりデザイン

はじめにの注

  1. インナーシティ問題
    都市において情報、施設、交通等の機能が高度に集積化することにより住環境が変化し、その結果ドーナツ化現象など夜間人口の減少、都市のスラム化など様々な問題が噴出するようになった。このことを総称してインナーシティ問題という。

  2. いきいき下町(推進協議会)
    HOPE計画(地域のもつ自然、伝統、文化、産業などの特性を生かしながら良好な地域社会の形成を目指そうというもの)推進協議会の一環として、都市計画・建築の専門家と住民・行政が連携して、いわゆるインナーシティ地区の活性化に取り組むため九二年七月に設立された。情報誌の発行など、すまい・まちづくりに関する情報の交流を図るほか、モデル地区における具体的な調査・提案などの取り組みを行っている。

  3. ウォーターフロント地区の再生計画
    工場や港湾倉庫等に占用されていた水辺の空間を広く市民の憩いの場として再生しようとする計画。神戸ではメリケンパークやハーバーランド等の事業が有名である。

  4. アーバンリゾートフェア
    九三年に神戸で開催された。ハーバーランド、六甲アイランドという新しいまちが完成し、これをアーバンリゾート都市推進の一つの契機として市内一円を会場として開かれた。このフェアは21世紀に向けた新しい都市像と生活様式を多彩な催しを通じ考えていこうとする新しいまちづくりの運動と位置づけられた。

  5. ノーマライゼーション
    一般に機会均等と呼ばれるが、これは障害者・高齢者等ハンディキャップを持っている人、性別、貧富を問わずありとあらゆる差別をのりこえて様々な社会参加の機会を平等に得ることが出来るという思想である。


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