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景観スケッチのコツ


書 評

『Argus-eye』((社)日本建築士事務所協会連合会) 2003.3
 スケッチに興味はあるけれどセンスも才能もないんだよなー、と諦めている人に「うまく見せるテクニック」を伝授するのが本書。筆者はデザイン事務所を経営する傍ら、デザインスクール学長を務めるデザイン歴30年以上のベテラン。旅先の、身近な街のさまざまな表情を実際の写真との対比の中で、段階を追って解説する。うまく見せるためのポイントは景観やスケッチを描くときの決まりごとを知り、効果的に訓練するのが一番。本書は、これまでだれも書かなかった決まりごとをまとめたもので、知らず知らずにスケッチが楽しくなる。

『建築技術』((株)建築技術) 2003.2
 クライアントとの打合せなどで、ちょっとしたスケッチを描く際に、イメージをより魅力的に見せるコツがあったらいいなと思われることはないだろうか。
 本書は、主に一般の人向けに町なみのスケッチの描き方を初歩から教えてくれるものである。川・山・畑・寺院・神社・街・公園・町屋・港・住宅・オフィスなど景観の種別ごとに具体的な作品例を元に描きながらコツをつかみ、スケッチを楽しめるつくりとなっている。初めての人でも満足できるスケッチが描けるよう、ウマイ!と思わせる描き方のポイントが満載なので、より見栄えよいスケッチを描くための参考書として薦められる。巻末にこの本を参考にスケッチに挑戦した読者を対象としたインターネット上の展示会の企画も用意されている。

 
学芸出版社
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