■自己紹介
私達は,平成11年より,一級建築士受験支援サイト「教育的ウラ指導(以下,ウラ指導)」を運営してきました.
http://www.ura410.com
(yahoo等の検索サイトで,ウラ指導と入力して検索して頂いてもアクセスできます.)
■ウラ指導って何?
私達が受験生であった平成11年当時,「一級建築士試験は,資格の専門学校等に通わないと合格できない試験である.」という認識が当たり前のものでした.けれども,受験仲間同士で協力し合えば,独学でも必ず合格できると私達は考えていました.しかしながら,一級建築士学科試験に求められる建築的知識は,私達の想像以上に膨大なものであり,結局,自分達の力を合わせただけでは,合格を目指すことは難しいという結論に至ります.
そこで,インターネット上にホームページを開き,全国の受験生へ向けて,「一緒に勉強しませんか?」と呼びかけてみることにしました.それが,「ウラ指導」の始まりです.
その結果,建築行政関係者,大手ゼネコンの現場監督,超高層建築物の構造設計,設備設計者,職人,ハウスメーカー,建築材料の研究機関,ディベロッパー等,様々な形で建築に関わっている全国の受験仲間達と知り合うことができました.そういった全国の受験仲間達と協力し,知識を補いながら私達は,無事,合格をつかむことができたのです.
もし,インターネットという世界が今日ほど普及していなかったならば,私達は,一生,巡り合うことがなかったでしょう.
■現在のウラ指導
現在,ウラ指導のホームページにある掲示板では,質問の記事が投稿された際には,説明できる人が答えるという環境が形成されています.他人の疑問点に答えるという作業は,実は,答える側にとっても大変ためになる行為でもあるのです.なお,本書に収録されている内容や問題の解説について,疑問点が生じた場合にも,ウラ指導の掲示板を活用してください.メールで質問していただいても結構です.(ウラ指導では,いただいたメール等を利用した営業活動は,一切,行いません.現在,利用者の9割以上の方が友達からの紹介や口コミによるものです.)
■学科試験用掲示板アドレス
http://www.ura410.com/cgi-bin/yybbs/yybbs.cgi
■質問用メールアドレス
ye-sub@kiwi.ne.jp
■ウラ指導が提案する効率的学習法
ウラ指導では,東京・大阪・博多の主要3都市で講習会を開催し,受験生と直接向きあう機会を大切にしてきました.また,掲示板には,受験生達からの生の声が全国から寄せられます.当然のことながら,合格のためのノウハウも年々,大きくパワーアップしながら蓄積されていきます.
そこで,ウラ指導では,毎年,その年の合格者達と共に,効率的な学習方法の検証を行い,その内容を「合格理論(あなたが確実に合格するための具体的方法論)」として公表しています.また,「合格理論」により,その年の学科試験問題で実際に何点とれたのか? についての分析結果もデータとして公開していますので,ぜひ一度,ご覧になってください.
■合格理論アドレス
http://www.ura410.com/00_ura410/g_riron/gakka/rion1.htm
なお本書は,法規科目についての「合格理論」を,これまでウラ指導で培ってきたノウハウを最大限に活かしながら,学習メソッドとしてマニュアル化したものです.
■ウラ指導での活動を振り返って
ウラ指導を運営していくことで,一級建築士試験に求められる建築的知識について,答えられないものや,分からなかったことが一つずつ消えていきました.ここまでくると,建築的知識の管理や分析が楽しくも感じられてきます.私達は,受験生の皆さんを合格へと導いていくと共に,建築的知識を学ぶことの楽しさや,追求することの面白さを伝えていきたいと考えています.
ウラ指導活動を辞めようと思ったことは,これまで何度もありました.毎日,メールや掲示板で受験生からの質問に追われ,東京,大阪,博多に出向いて生講義を行い,各種の法改正情報や,建築業界の動向を常に分析・把握し続けていかねばなりません.実際に,辞めていく運営メンバーもいます.
それでも,今日まで,ウラ指導を継続してこれたのは,利用者である受験生達からの力添えと支持があったからこそです.ウラ指導発行メールマガジンの読者数は,年間4000人を超え,1日のアクセス数も多い日には,1万件を超えるようになりました.たとえ,インターネット上だけのツナガリであったとしても,合格という共通の目的に向かって,1年間戦い抜いてみると,強い絆のようなものが芽生えてきます.
ウラ指導というホームページは,そういった多くの絆に支えられながら成り立っています.これまで,ウラ指導を支えて続けて頂いた多くの受験戦士達に,この場を借りて,あらためてお礼を申し上げると共に,より一層の受験環境の向上を目指していきたいと考えます.
2004年12月
荘司和樹
|