一級建築士試験 構造設計のツボ


植村典人 著

内容紹介

要点整理&過去問徹底解説で合格へ一直線!

一級建築士試験・学科Ⅳ(建築構造)において構造設計は合否の鍵を握る分野であり、避けて通ることはできない。一方、同じ型の問題が繰り返し出題されており、要点さえ理解すれば確実に得点できる。本書は単元別に出題頻度を分析し、暗記すべき要点を整理し、過去問の解法を徹底解説。ツボを押えた学習で全問正解を目指せ!

体 裁 A5・168頁・定価 本体1900円+税
ISBN 978-4-7615-1251-4
発行日 2009-02-25
装 丁 KOTO DESIGN Inc.

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目次正誤表著者紹介まえがき関連ニュースレクチャー動画関連イベント電子版採用特典教材

第1章 振動

1 固有周期T
2 バネ定数K
3 振動モード
4 共振
5 応答スペクトル

第2章 全塑性モーメント

1 全塑性モーメントのみが作用する場合
2 全塑性モーメントと軸方向力が作用する場合

第3章 崩壊機構・崩壊荷重

1 崩壊機構(崩壊メカニズム)
2 崩壊荷重

第4章 荷重計算

1 固定荷重
2 積載荷重
3 積雪荷重
4 風圧力
5 地震力

第5章 許容応力度計算・許容応力度等計算・保有水平耐力計算

1 建築物の規模と構造計算
2 許容応力度設計(一次設計)
3 二次設計

第6章 限界耐力計算

1 限界耐力計算とは
2 限界耐力計算の流れ

第7章 構造計画

1 耐震計画
2 耐風計画
3 構造計画
4 免震構造・制振構造

第8章 木構造の設計

1 壁率比に関する用語
2 壁率比の規定および計算方法
3 軸組長さの検討
4 許容応力度等
5 部材の設計

第9章 鉄筋コンクリート構造の設計

1 鉄筋コンクリート構造の原理
2 鉄筋コンクリート構造の材料
3 許容応力度
4 断面算定上の基本事項
5 梁の設計
6 柱の設計
7 せん断補強
8 床スラブの設計
9 耐震壁の設計
10 鉄筋コンクリート部材の終局耐力

第10章 鉄骨構造の設計

1 鋼材
2 鋼材の許容応力度
3 接合
4 引張材の設計
5 圧縮材の設計
6 梁(曲げ材)の設計
7 柱の設計
8 耐震設計
9 柱脚の設計
10 筋かい
11 接合部

本書に下記の誤りがございました。下記の通り訂正いたしますとともに、読者の皆様にお詫び申し上げます。

※本書第1版第1刷の訂正

1966年名古屋工業大学建築学科卒業。現在、修成建設専門学校嘱託教員。『一級建築士試験 構造力学のツボ』(学芸出版社)、『初めての建築構造力学』『初めての建築一般構造』『初めての建築構造設計』『スタンダード一級建築士』『一級建築士試験出題キーワード別問題集』(共著、学芸出版社)ほか著書多数。

2008年11月より新しい建築士制度がスタートした.
学科試験については,従来の学科Ⅰ~学科Ⅳまでの4学科に対して,今回の新制度では,学科Ⅱに環境・設備が新設され,学科Ⅰ~学科Ⅴの5学科に区分された.また,出題形式も五肢択一から四肢択一に変更された.
構造については,学科Ⅳとされ,その内容は,構造力学,建築一般構造,建築材料等とし,設問数は,5問増えて30問となった.その出題構成は,構造力学が7~8問,建築材料が3~4問とすれば,一般構造が18~20問となり構造全般のウェイトが相当大きくなると予想される.その中でも,傾向として構造設計・耐震設計や構造計画の問題が増加しそうである.
そこで,『構造力学のツボ』に続いて『構造設計のツボ』を発行することになった.
前書の『構造力学のツボ』は,静定構造物~不静定構造物~全塑性モーメント~崩壊メカニズム~座屈・振動までを扱ったが,本書『構造設計のツボ』では,固有周期~荷重計算~許容応力度計算・許容応力度等計算・保有水平耐力計算~限界耐力計算~構造計画・耐震計画~木構造の設計~RC造・S造の構造設計・耐震設計まで幅広い内容を盛り込んだ.したがって,この2冊の書籍を活用して学習し,理解すれば,学科Ⅳの出題内容の半数程度をマスターしたことになり,目標とする1級建築士の合格が見えてくるであろう.

本書の特徴としては,「必ず覚える!公式〇」や「必ず覚える!選択肢例」などを随所に挿入したことである.これらを必ず覚えることが重要である.特に,「必ず覚える!選択肢例」は,内容を解説したすぐ後に挿入して,その解説文がどのように出題されたかを知るのに大いに参考になるように工夫した.また,その選択肢の解答例として詳しい解説を記述した.ただ単に,選択肢の正誤を覚えるのではなく,なぜ間違いなのか,どこが誤っているのかを十分に理解できるように記述した.したがって,この解説を繰り返し,繰り返して読み返し,その内容を理解し,自分のものにすることによって,構造設計の分野を得意分野に変え,学科Ⅳを克服できるものと確信している.
本書では,これらの内容をまとめて,“構造設計のツボ”とした.“ツボ”を押さえた学習をすることによって効率よく構造設計をマスターすることができるであろう.
最後に,本書を十分に活用されることによって,一級建築士試験合格の栄光を勝ち取られることを願ってやまない.

2009年2月

著者 植村 典人

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