初めての建築計画

〈建築のテキスト〉編集委員会 編

内容紹介

建築計画を学ぶにあたり、まず必要となる計画のたて方・考え方を、見開き対応の豊富な図版と平易な文章で解説。建築計画の概要から、住宅・集合住宅・事務所・幼稚園・図書館といった用途別の建築物の計画を、演習と実例をふまえ学んでいく。既刊『初めての建築環境』との併用で、基礎から応用までを広く学べる最強のテキスト!

体 裁 B5・192頁・定価 本体3000円+税
ISBN 978-4-7615-3090-7
発行日 2000/11/20
装 丁 前田 俊平

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目次著者紹介まえがき

1章 建築計画の概要

1・1  建築計画の意義
1 人間のための空間
2 建築空間の創造
1・2  計画の進め方
1 要求の分析・整理
2 立案と進め方
1・3  空間と造形
1 形態の調和
2 空間構成の手法
3 空間の形態的発想法
1・4  構造計画
1 木 造
2 鉄骨造(S造)
3 鉄筋コンクリート造(RC造)
4 鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)
1・5  設備計画
1・6  避難・防災計画
1 建築物の不燃化
2 避難計画
3 防災設備
1・7  室内環境の計画
1 視環境
2 空気環境
3 熱環境
4 音環境
1・8  設計図書の作成
1 設計の進め方
2 設計意図の表し方

2章 住宅の計画

2・1  住宅のあらまし
2・2  住宅計画の進め方
1 敷地計画
2 配置計画
3 平面計画
2・3  独立住宅の計画
1 独立住宅の基本構成
2 個人的生活空間の計画
3 共同的生活空間の計画
4 家事空間の計画
5 生理・衛生空間の計画
6 収納空間の計画
7 交通空間の計画
2・4  二世帯住宅の平面計画
1 二世帯住宅の基本構成
2 親世帯の計画
3 子世帯の計画
4 共有空間の計画
2・5  設備計画
1 給排水・衛生設備
2 冷暖房設備
3 電気設備
4 その他の設備
2・6  演習問題
2・7  実 例
1 桜の家
2 西登美ヶ丘の家
3 東川口の家
4 城のみえる家

3章 集合住宅の計画

3・1  集合住宅のあらまし
1 集合住宅の機能
2 集合住宅の種類
3・2  計画の進め方
1 敷地計画
2 配置・住棟計画
3 住戸計画
4 構造計画
5 設備計画
6 避難・防災計画
3・3  集合住宅の平面計画
1 低層集合住宅の計画
2 中高層集合住宅の計画
3・4  各部の計画
1 住戸部分
2 共用部分
3 屋外施設
3・5  演習問題
3・6  実 例
1 環境共生型集合住宅:実験集合住宅NEXT21
2 中規模中層団地:吹田川園住宅
3 大規模高層団地:神戸海岸通ハーバーフラッツ

4章 事務所の計画

4・1  事務所のあらまし
1 事務所の機能
2 事務所の種類
3 貸事務所の構成
4 貸事務所の計画の特性
4・2  計画の進め方
1 敷地計画
2 配置計画
3 平面計画
4 断面計画
5 構造計画
6 設備計画
7 避難計画
8 防災計画
4・3  事務所の平面計画
1 基準階の計画
2 特殊階の計画
4・4  各部の計画
1 事務空間
2 共用空間
3 管理部分
4・5  演習問題
4・6  実 例
1 貸事務所:瓦町三和三信ビル
2 複合ビル:海岸ビル

5章 幼稚園の計画

5・1  幼稚園のあらまし
5・2  幼稚園の計画の進め方
1 幼稚園の機能
2 敷地計画
3 配置計画
4 平面計画
5 屋外スペースの計画
6 構造計画
7 環境設備計画
8 避難・防災計画
5・3  幼稚園の平面計画
1 基本構成
2 各部の計画
5・4  演習問題
5・5  実 例
1 小規模:原宿幼稚園
2 大規模:まどか幼稚園

6章 図書館の計画

6・1  図書館のあらまし
6・2  計画の進め方
1 図書館の機能
2 敷地計画
3 配置計画
4 規模計画
5 平面計画
6 構造計画
7 設備計画
8 避難、防災計画
6・3  図書館の平面計画
1 中央館の計画
2 分館の計画
6・4  各部の計画
1 利用部門
2 管理部門
6・5  演習問題
6・6  実 例
1 小規模:上野原町立図書館
2 中規模:湖東町立図書館
3 大規模:守谷中央図書館

索引/参考文献
西日本工業高等学校建築連盟
現役教師による建築教育のプロ集団
西日本工高建築連盟では、工業高校建築科の生徒が自主的に学習を行い、建築に関する基礎知識の修得のための手引き書となるよう、1996年に「建築のテキスト」シリーズ第一弾として「建築環境」、「建築一般構造」、「建築構造設計」、「建築積算」、「建築製図」を発刊した。その後、残る分野についても早期に発刊をという要請が強くあり、ここに新たな編集委員会のもとに本シリーズ第二弾として「建築計画」、「建築構造力学」、「建築材料」、「建築施工」、「建築法規」、「建築設備」および「建築CAD」の7巻を刊行することとなった。
内容は、前シリーズと同様、工業高校建築科の生徒はもとより、専門学校、短期大学、大学の建築関係の学生および若い実務家に至るまでの幅広い読者層を考慮するものとなっている。

「建築計画」は、建築物を計画するための基本的な考え方や、住宅をはじめ集合住宅、事務所、幼稚園、図書館を取り上げ、各種建築物の計画手法をわかりやすく解説している。
「建築構造力学」は、建築物の安全性を考えるうえで重要な部材に生ずる力を解析する能力を養うため、各種の解法や断面性能について例題を多く取り入れて、わかりやすく解説している。
「建築材料」は、建築物に用いられる様々な建築材料を構造材料と仕上材料などに大別し、各種材料の特性や使用方法などについて図版を数多く用いて、詳しくていねいに解説している。
「建築施工」は、木造軸組在来工法および枠組壁構法による住宅、鉄筋コンクリート造の共同住宅ならびに鉄骨造の事務所の工事例をとおして、建築物がつくり出される過程や施工上のポイントについて、具体的にやさしく解説している。
「建築法規」は、建築基準法をはじめ、難解な建築関係法規が容易に理解できるよう各条文の考え方や規定の内容について数多くの図版を用いて、詳しく解説している。
「建築設備」は、快適で便利な建築空間をつくり出すうえで重要な要素の一つである空気調和設備、給排水衛生設備、電気設備などの計画に関する基本事項について、具体的にわかりやすく解説している。
「建築CAD」は、前シリーズの「建築製図」で取り上げた木造住宅と鉄筋コンクリート造事務所建築の設計図を例題として、CADの活用方法や入力方法などについて、わかりやすく解説している。

なお、本シリーズは、日頃建築教育にたずさわる本連盟の会員が知恵を出し合い、多くの図版を用いて初学者の皆さんが楽しく学べるように工夫し、編集したものである。皆さんが多少の努力をおしまず、根気よく学べば、建築に関する基礎的知識が、必ず修得できるものと確信している。
発刊にあたり、貴重な資料の提供と適切な助言を賜った関係各位に、深い感謝の意を表するとともに、出版を引き受け積極的な助言をいただいた㈱学芸出版社社長をはじめ、編集部の諸氏に厚くお礼申し上げます。

建築のテキスト(増補版)編集委員会

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