街は要る!
書 評
『新建築』 2000.4
30余年ぶりに都市計画法が改正される。高度経済成長期に目指した都市像が、社会構造の変化にそぐわなくなっているということだろう。果たして今どのような都市を目指すのか?
そのような問いかけに答えるのが本書である。
商業目的の大型開発ではなく、居住地としての本質的な街をどう考えるか。富山市を実例として都市の調査・分析の手法、再開発の方法論などが語られている。
ディヴェロッパー、都市計画の専門家以外の人にも「街づくりのためのキーワード」が総合的な観点から書かれていてわかりやすい。
学芸出版社
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