スタンダード二級建築士実践問題集2011年版


はじめに


 この本は、ご好評をいただいている『スタンダード二級建築士』の姉妹本として、より発展的な知識を身につけ、合格に向けた学習を進めていただくために、新たにつくられた実践問題集です。
 ここでは、過去に実施された20年間分、問題数にして2,000問を超える建築士学科試験の問題を分析し、この試験特有の傾向を見つけ出しました。そして、その傾向をわかりやすく整理した上で、「合格するためのポイントとその学習法」を問題集づくりの最優先事項としました。
 建築を先に学んできた我々は、皆さんにこの問題集1冊で、「早期合格に向け、受験される方に最適な学習方法や環境と合格に必要な情報を提供したい」と考えています。

二級建築士の学科試験は、過去問を理解することが最も重要です

 過去問を項目別に分析し、よく出る選択肢を再編成して組み合わせ、頻出問題や今後出題されそうな内容を効果的にまとめています。

各学科の扉やコラムで過去問の情報や学習方法を掲載しています

 受験のための問題集を手に、多くの仲間が、合格をめざして学習します。学習のスタイルはさまざまですが、短期間で効率よく合格できるように、できるだけ多くの方法をコラム等で提案します。

二級建築士の学科試験を独学で突破!

 ここ数年の傾向をみると、二級建築士の学科試験は、一部で難問化や複雑化がみられ、時間のない中で効率のよい試験対策が必要とされます。「独学で大丈夫なの?」という疑問に対して正答はありません。もちろん独学で合格した人も、建築士試験の予備校に通って合格を手に入れられた人もいるでしょう。我々は、本書での学習を通して「独学で突破する真のチカラ」をつけていただくことを願っています。

この二級建築士の知識をもって、ステップアップ

 今後皆さんは、一級建築士、インテリアプランナー、インテリアコーディネーター、建築施工管理技士などの試験に挑戦されることと思います。いずれも過去問を中心とした出題傾向があるため、この試験勉強を通して、学習方法やスタイルなどの学習環境づくりと定着をめざします。二級建築士試験は、建築系の資格の基礎となることはいうまでもありません。
 この本をきっかけとして、まずは目標とする二級建築士試験に合格し、今後の各種試験をも突破し、夢を実現されることを願っています。

著者一同