強い地元企業をつくる
事業承継で生まれ変わった10の実践

目次

1章 地元企業が元気になれば地域も元気になる

良いものを作っていれば売れる時代は終わった
地元企業が元気になれば、地域経済は良くなる
変わってきた地元企業の役割
変えてはいけないアイデンティティ
元気な企業の3つの条件
他人は他人と考えるべき─陥りやすい外部コンサルティングの落とし穴
現実にある企業の高齢化、後継者の役割
地元企業の「承継起業」のすすめ─地域資源を活かしたベンチャー

2章 後継者が地元企業を生まれ変わらせる

「継がなければならなかった」という言い訳を捨てる
もう一度地域で起業する覚悟で挑む「承継起業」
地域資源を活かすことで、売上げも地域も同時に良くなる
地方とデザインの付き合い方
「衰退する売上げ」と「成長する売上げ」の大きな違い
再起業のための3つのステージ
誰かがやってくれるのではない、自分がやる

3章 強みを活かして結果を出す10のケーススタディ

01 直径100mからのまちづくり 地主が自分たちで高めた地域の価値

―――― DAMAYA COMPANY

02 顧客と直接つながり販路拡大 空き家問題も解決する

―――― 松岡塗装店

03 木材の地産地消で山を守り地元の経済を潤す

―――― 渇h建

04 島の食文化を都心と次世代に伝える食品メーカー

―――― 笈苡繽、店

05 長期熟成・天然醸造の伝統の醤油造りをデザインで継承する醤油蔵

―――― 大徳醤油

06 「美味しい食卓」を地域と一体化した酒造りで提案する老舗酒蔵

―――― 田治米合名会社

07 地域の自然の恵みを活かしたブランディング展開で利益300%増

―――― 銀海酒造

08 アクティブなライフスタイルを世界に発信する靴下メーカー

―――― 昌和莫大小

09 地場の竹産業を武器に世界へ発信

―――― 近畿編針

10 地場産業の若手が創る地域ブランド

―――― 多可播州織ブランドプロジェクト

4章 地元プレイヤーたちの連携

企業が自ら走れるための連携体制
─支援機関、金融機関、コンサルタントとの関係づくり
新たな連携による承継起業に向けた取組みが始まった
地元企業こそ地域活性化の根源

インタビュー
01 多可町商工会 後藤泰樹
02 但馬信用金庫 宮垣健生

寄稿
「観光の視点から見た地域の魅力の引き出し方」
(株)日本旅行/桂 武弘