ポスト2020の都市づくり




著者紹介


[著者]
井口典夫(いぐち・のりお)
青山学院大学総合文化政策学部教授。1956年生まれ。東京大学卒業後、国土交通省入省。1994年青山学院大学に移籍。専門分野は創造都市論、クリエイティブ経済論。主要な著書に『青山文化研究』(宣伝会議)、訳書にリチャード・フロリダ著『クリエイティブ都市論』『新クリエイティブ資本論』(ダイヤモンド社)。国や自治体の各種委員会の委員長等を歴任するほか、日本文化政策学会・文化経済学会・日本アートマネジメント学会の各理事、NPO渋谷・青山景観整備機構(SALF)理事長、軽井沢ニュース株式会社取締役等を兼務する。

中村伊知哉(なかむら・いちや)
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授。1961年生まれ。京都大学経済学部卒業。慶應義塾大学で博士号取得(政策・メディア)。1984年ロックバンド「少年ナイフ」のディレクターを経て郵政省入省。通信・放送融合政策、インターネット政策を担当。橋本行革で省庁再編に携わったのを最後に退官し渡米。1998年MITメディアラボ客員教授。2002年スタンフォード日本センター研究所長。2006年慶應義塾大学教授を経て現職。

芹沢高志(せりざわ・たかし)
P3 art and environment統括ディレクター。1951年生まれ。神戸大学理学部数学科、横浜国立大学工学部建築学科を卒業後、リジオナル・プランニング・チームを経て、1989年P3 art and environmentを設立。アサヒ・アート・フェスティバル事務局長、横浜トリエンナーレ2005キュレーター、別府現代芸術フェスティバル「混浴温泉世界」総合ディレクター、さいたまトリエンナーレ2106ディレクターなどを務める。

玉置泰紀(たまき・やすのり)
KADOKAWA/2021年室エグゼクティブ・プロデューサー(元ウォーカー総編集長)。1961年生まれ。同志社大学文学部卒業後、産経新聞大阪本社に入社。その後、福武書店(ベネッセ)で月刊女性誌、さらに角川書店で6誌の編集に携わった後、現職。元ウォーカー街づくり総研所長。京都市埋蔵文化財研究所理事。大阪府日本万国博覧会記念公園運営審議会委員。

小林洋志(こばやし・ひろし)
株式会社博報堂ビジネスインキュベーション局プロデューサー。1957年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。1981年博報堂入社。東京スカイツリーのソフト業務全般のコンサル、東京ミレナリオ、東京ホタルなどの大型地域イベント、スポーツ振興くじtotoなど、都市開発や多くの新規事業の立ち上げに携わる。

保井美樹(やすい・みき)
法政大学現代福祉学部福祉コミュニティ学科教授。1969年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。ニューヨーク大学大学院都市計画修士課程修了後、東京大学で博士号取得(工学)。東京大学特認助教、NY行政研究所客員研究員、世界銀行等を経て、2012年より現職。専門分野は都市・地域経営、公民連携。全国エリアマネジメントネットワーク副会長、一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンス理事など。

松岡一久(まつおか・かずひさ)
株式会社エナジーラボ代表取締役。1960年生まれ。神戸大学工学部卒業後、環境事業計画研究所、SCを経て、1991年に浜野商品研究所(現在の北山創造研究所)に入社、プロジェクトディレクターとして20余りのプロジェクトを担当。2007年エナジーラボを設立。都市開発に伴う、ソフトなインフラストラクチャーの企画・開発を手掛ける。


[序文執筆]
水野誠一(みずの・せいいち)
インスティテュート・オブ・マーケティング・アーキテクチュア(IMA)代表取締役。リプロジェクト・パートナーズ代表取締役会長。一般社団法人日本文化デザインフォーラム理事長。1946年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。西武百貨店社長、慶應義塾大学総合政策学部特別招聘教授を経て、参議院議員。米国ネットスケープ・コミュニケーションズ社顧問、バルス、オリコン、森ビル等複数の企業の役職を歴任。


[編者]
一般社団法人 国際文化都市整備機構(略称:FIACS)
文化志向、ソフト志向の都市開発について共同で研究、推進していくことを目指して2016年に設立された団体。30を超える会員企業はディベロッパー、設計事務所、建設会社など建設関連だけでなく、出版、コンテンツ、音楽、IT事業者まで多岐にわたる。築地や軽井沢などの地域別部会や、異分野企業が参加するプロジェクト部会にてさまざまな事業アイデアが生まれている。また「ソフトインフラ事業領域」に求められるノウハウの体系化や市場形成、普及・定着に向けた活動にも取り組んでいる。