まちのゲストハウス考


編者

真野洋介(まの・ようすけ)

東京工業大学環境・社会理工学院建築学系准教授。 1971年生まれ、岡山県倉敷市出身。早稲田大学理工学部建築学科卒業、同大学院博士課程修了、博士(工学)。東京理科大学助手等を経て現職。 共著書に『まちづくり市民事業』(学芸出版社)、『復興まちづくりの時代』(建築資料研究社)、『まちづくり教書』(鹿島出版会)ほか。

片岡八重子(かたおか・やえこ)

株式会社ココロエ代表、一級建築士、宅地建物取引士、NPO法人尾道空き家再生プロジェクト理事。1974年千葉県流山市出身。1995年青山学院女子短期大学卒業、1995〜2000年スターツ株式会社(不動産建設業)勤務後、2000年東京理科大学工学部2部建築学科編入学し、大月研究室で住宅問題を研究。岡村泰之建築設計事務所を経て、2008年独立。共著書に『地方で建築を仕事にする』(学芸出版社)ほか。


著者

明石健治(あかし・けんじ)

ゲストハウス&ラウンジ〈とりいくぐる〉共同オーナーのひとり。1986年生まれ。中肉中背。運動神経は悪く、納豆が嫌い。前職にて仕事中に交通事故に遭い、どうせ死ぬならもっと何か面白いことをやってからという考えに至り、2013年、生まれ育った岡山にてゲストハウスを開業。少しマニアックな映画作品になると途端に岡山まで回ってこない以外は概ね満足なこの街で、もっと楽しく可笑しく暮らせないかと考えている。
≫ web site|とりいくぐる

豊田雅子(とよた・まさこ)

ゲストハウス〈あなごのねどこ〉を運営するNPOの代表理事。1974年に尾道に生まれ、坂や路地に囲まれて幼少時代を過ごす。関西外国語大学を卒業後、JTBの専属のツアーコンダクターとして海外を飛び回る生活を8年ほど続ける。渡航歴は100回以上。帰郷して結婚後、その経験を生かして尾道らしいまちづくりを提唱する「尾道空き家再生プロジェクト」を2007年に発足し、現在も様々な空き家と格闘しながら尾道暮らしを満喫中。
≫ web site|あなごのねどこ

飯室織絵(いいむろ・おりえ)

1980年兵庫県出身。カナダ、オーストラリア、日本国内で働きながら10年間で20回の引っ越しを経験。就職で長野県に縁があり、2010年に長野市善光寺門前に素泊まり相部屋の宿泊施設・1166バックパッカーズを開業。ガイドブックに載っている情報だけでは満足できない観光客と地元民を緩やかにつなぐパイプ役を目指す。2012年に結婚、2016年に長女を出産。家事と育児と仕事のバランスを模索中。
≫ web site|1166バックパッカーズ

加納亮介(かのう・りょうすけ)

1989年千葉県千葉市生まれ。現在は東京工業大学大学院社会工学専攻に在籍。歴史的な資源が残る地方都市でのまちづくりを勉強したくて2014年に富山県高岡市へ移住。町家体験ゲストハウス〈ほんまちの家〉の管理人をしながら遠距離通学中。趣味はまちの住民が集う昔ながらの食堂や喫茶店、銭湯めぐり。
≫ web site|ほんまちの家

蛇谷りえ(じゃたに・りえ)

1984年大阪生まれ。2012年に「うかぶLCC」を三宅航太郎と共同で設立し、鳥取県東伯郡湯梨浜町にて複合型の滞在スペース〈たみ〉を開業、2016年1月には鳥取県鳥取市中心市街地に〈Y Pub&Hostel〉を開業し、各店舗の経営を行う。その他、県内外での印刷媒体を中心としたデザイン企画および制作、アートやメディアに関する企画立案やコーディネート、運営などを務める。
≫ web site|Y Pub&Hostel
≫ web site|たみ

井筒もめ(いづつ・もめ)

1984年神戸生まれ。京都の大学生、大阪の専門学校生、神戸の会社員として京阪神でたっぷりお世話になった後、2009年より岡山の田舎で暮らし始める。自宅を開いてイベントを企画したり、田畑やご近所を耕し、旬のものをいただいたり、獣をさばいて食したりと里山の暮らしを楽しんできた。ひょんなことから岡山東部を北へ北へと漂い続け、現在3カ所目の田舎、最北東部の西粟倉村に漂着しゲストハウスを営むことに。2児の母。
≫ web site|あわくら温泉元湯

森岡咲子(もりおか・さきこ)

福井ゲストハウス〈SAMMIE'S〉オーナー。1986年福井市生まれ、2008年東京大学経済学部卒業。
18歳で上京し故郷には二度と戻らないと決意するものの、2015年福井にUターン。同年8月、福井駅東口の空き家をセルフリノベーションし、ゲストハウスを開業。アメトーークとブラタモリが好き。人生のステージが劇的に変化するなかで、福井の楽しい暮らしを開拓中。
≫ web site|SAMMIE'S

武田昌大(たけだ・まさひろ)

1985年秋田県北秋田市生まれ。 2008年立命館大学情報理工学部卒業、東京にてデジタルコンテンツ業界に従事。 2011年8月株式会社kedama設立。2016年5月内閣府が運営する地域活性化伝道師に選ばれる。2015年、築133年の茅葺き古民家を活用した新ビジネス「シェアビレッジ(sharevillage.jp)」を立ち上げる。

田中惇敏(たなか・あつとし)

1993年1月福岡県北九州生まれ。九州大学工学部在学中。NPO法人Cloud JAPAN代表理事。株式会社おかえり代表取締役社長。気仙沼ゲストハウス「架け橋」代表。熊本ボランティアハウス山麓園ブーストマネージャー。NPO法人HOME-FOR-ALL事務局。大学を4年間休学して宮城県気仙沼市に移住。全国各地の空き家を地域のパートナーと共にゲストハウス・カフェ・シェアハウスなどの機能にすることでまちづくりに取り組んでいる。

西村祐子(にしむら・ゆうこ)

ゲストハウスプレス編集長。大学卒業後、株式会社良品計画にて無印良品店長、ウェブマーケティング会社にてディレクター職を経たのち独立。アメリカ留学で習得したメディカルマッサージを武器にボディセラピーサロン経営する傍ら、旅の楽しさを伝えるツアー・イベントなどを開催。現在は、ゲストハウスプレス運営のほか、大阪を拠点にあたらしい旅の情報発信、事業プロデュース等を行っている。
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