住総研主催
近居―少子高齢社会の住まい・地域再生にどう活かすか―
『住総研住まい読本』第4刊出版記念トークセッション
終了しました


概要:
この度住総研では、『住総研住まい読本』第4刊として『近居-少子高齢社会の住まい・地域再生にどう活かすか』(大月敏雄+住総研編著 定価 本体1900円+税 学芸出版社)を発行しました。
発行を記念して、執筆者によるトークセッションを行い、改めて「近居」がもつ地域や生活での意味を認識していきたいと考えています。

本書の内容紹介:
親子がスープの冷めない距離に住み合い、子育てを手伝い、調子が悪くなったときに面倒を見るといった、自然な協力関係が見直されている。これからの政策、計画の目標としてコミュニティ形成などと同様に、近居を望む人は容易に実現できる住宅地や住宅のあり方が必要だ。初めて近居を正面から取り上げその可能性を論じる。

書名/『近居−少子高齢社会の住まい・地域再生にどう活かすか』
編著/大月敏雄、住総研 編著
発行/学芸出版社
定価/1,900円+税

■東京会場
日時:5月28日(水)18:30〜20:30
場所:AGC studio(東京都中央区京橋2-5-18 京橋創生館2階)
<プログラム>
話題提供(各10〜15分)
1:大月敏雄(東京大学大学院工学系研究科建築学専攻教授)
2:松本吉彦(旭化成ホームズ株式会社くらしノベーション研究所所長)
3:庄司博之(神奈川県県土整備局建築住宅部住宅計画課長)
4:畑聰一(芝浦工業大学名誉教授)
トーク(60分)
大月敏雄/松本吉彦/庄司博之/畑聰一
参加費:500円(本をお持ちの方および当日ご購入の方 無料)

■京都会場
日時:6月27日(金)18:00〜20:00
場所:学芸出版社会議室(京都市下京区木津屋橋通西洞院東入3階)
<プログラム>
話題提供(各10〜15分)
1:大月敏雄(東京大学大学院工学系研究科建築学専攻教授)
2:横江麻実(大和ハウス工業株式会社商品開発部主任)ご病気のため欠席
3:中原信(神戸市住宅都市局住宅部住宅政策課長)
4:畑聰一(芝浦工業大学名誉教授)
トーク(60分)
大月敏雄/横江麻実/中原信/畑聰一
参加費:500円(本をお持ちの方および当日ご購入の方 無料)

■京都会場でのご意見・ご感想
○Sさん(建設)
 畑先生の東南アジアのお話、とても興味深いものでした。
○Yさん(大学)
 災害防御に対する家族互助の方法として興味をもって来ました。
 幅広い思想に感銘しました。
○Iさん(大学)
 近居の重要性と可能性を強く感じた。
○Mさん(コンサルタント)
 近居促進方策は、これからのチャレンジ課題だと思います。実家を地域資源としてとらえ、民間事業者を巻き込んだ工夫が必要だと思います。私自身もいろいろチャレンジしていきたいと思います。
○Yさん(大学)
 多様で良かった。
○Kさん(住民団体)
 桂坂地区においても同様に思えることが多々あり、参考になりました。
○Yさん(デザイン事務所)
 多様性であるべきなのに、非多様性に満ちている!ということば。
○匿名
・地域における住宅の多様性を都市計画・まちづくりであらかじめ位置づけながら、近居を捉えることは難しい。とはいえ、ある程度はシステム化可能。
・家という固定観念。豪華な台所は現代には不要なのではないかという発見。
・近居の政策化という視点から見ると、広義にはアジア的なあり方から地域に住むことをテーマに話を進められても具体化できない。
○Tさん(設計事務所)
 とても興味深いお話でした。
 時代によって住み方も変わってくるのだと思います(幸せな方向に)。
 近居の現状を理解することが出来ますが、シェアハウスなど他にも起こっている住み方なども含めて考えいかなければならないと思います。設計するものとしては各住居の平面的だけでなく内容(形態)の変化などを考えます(空間構成)