家族野菜を未来につなぐ
レストラン「粟」がめざすもの

著者紹介


三浦雅之(みうら まさゆき) 1970年生まれ。京都府舞鶴市出身。
三浦陽子(みうら ようこ) 1968年生まれ。奈良県東吉野村出身。

1998年より奈良市近郊の中山間地である清澄の里をメインフィールドに奈良県内の在来作物の調査研究、栽培保存に取り組む。2002年に大和伝統野菜を食材とした農家レストラン清澄の里「粟」を、そして2009年には奈良町に姉妹店となる、粟ならまち店をオープン。株式会社粟、NPO法人清澄の村、五ヶ谷営農協議会を連携共同させた六次産業によるソーシャルビジネス「Project粟」を展開している。

清澄の里「粟」
2002年オープンした、奈良の原風景に囲まれた小高い丘の上に建つレストラン。ヤギのファミリーが放牧された周辺の田畑には、年間に大和伝統野菜を中心とした約150種類の野菜とハーブを栽培している。『ミシュランガイド 京都・大阪・神戸・奈良 2012』では一つ星を獲得。2009年には奈良町に姉妹店となる「粟ならまち店」が誕生した。
また、清澄の人々とともに、コミュニティと地域を創造する「Project粟」を展開している。

「Project粟」ホームページ http://www.kiyosumi.jp
facebookページ http://www.facebook.com/Project.AWA

構成:高橋マキ